
2020年はスマートホームが一般的に認知された年だったようにも感じますが、Echo Show 5(エコーショー5)からAlexaをの使用頻度が高くなったように感じます。
Echo Show 5は従来のスマートスピーカーに5.5インチのディスプレイを搭載したAlexa対応端末となっていてスマートスピーカーのEcho Dotだと画面がないのでどんな状態で動いているのか把握しにくいところがありました。
そんな中で、Echo Show 5は画面が表示されていてタブレットのように画面で操作もできるので今どんな状態なのかもとても分かりやすいですよね。
ということで、この記事では、Echo Show 5のデザイン、使い勝手、どんなことが出来るのかなどレビューしています。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットも書いているので検討している方は参考にしてみてください。
- コンパクトで書斎、ベッドサイドに最適
- 時間だけでなくニュース・天気の確認に
- 音質がいいので音楽もしっかり楽しめる
- カメラカバーが何気に安心できる
- Kindle本を読み上げてくれる機能がある
- Apple Musicなど音楽配信サービスにも対応
- ブラウザでYouTubeが見れられる
- スマートホームのハブとして使える
- 画面サイズが少し小さめ
- スキルを終了が面倒くさい
Echo SHow 5は8,980円と価格が安く手に入れやすいです。セールでさらに安く買えることもあるので、初めてのEchoにおすすめです。
この記事の目次
Echo Show 5(第2世代)の特徴
Echo Show 5は5.5インチのディスプレイ搭載型のスマートスピーカーです。
ディスプレイ搭載型のEchoは丸型の小型パネルを内蔵したEcho Spot、10.1インチの大型パネルを内蔵したEcho Showの3つのラインナップがありますが、Echo Show 5は真ん中に位置するちょうど良いサイズ感を実現したパネル付きスマートスピーカーです。

- 5.5インチ(960 x 480ピクセル)ディスプレイ
- SoCはMediaTek MT 8163を採用
- 1.65インチのスピーカー(4W)を内蔵
- 200万画素のインカメラを搭載(カメラカバー付き)
- Alexa対応で声であらゆる操作が可能
- スクリーン付きEcho同士でビデオ通話ができる
- 各ストリーミング配信サービスを楽しめる
- ブラウザを使ってYouTubeを観ることができる
- カラー:チャコール、グレーシャーホワイト、ディープシーブルー
- 端末価格:8,980円
Echo Show 5があれば何も操作しなくても画面を表示しておくだけで、今の時間、天気を確認できます。またメッセージ届いたら通知してくれますし、Amazonで買い物をした荷物の配送状況を教えてくれます。
もちろん、音声アシスタント・Alexaに対応しているので声で音楽や動画を再生してもらうこともできますし、スマートホームにも対応しているの設定次第では声を使って家のライトや家電を操作ができるようにもなる優れもの。
Echo Spotは画面が小さいこともありブラウザには非対応でしたが、Echo Show 5はブラウザに対応していてYouTubeもブラウザ経由で楽しむこともできます。本当にいろんなことができるデバイスなので全機能を書き出すことはできませんが出来ることの幅はより広くなっています。
Echo Show 5(第1世代)と(第2世代)の違いは?
2021年11月現在販売されているEcho Show 5は第2世代となっており第1世代のと違いはインカメラの画素数、3.5mmオーディオジャックの廃止、選べる本体カラーが豊富になっただけとなっています。
モデル | Echo Show 5(第2世代) | Echo Show 5(第1世代) |
---|---|---|
インカメラ | 200万画素 | 100万画素 |
3.5mmオーディオジャック | なし | あり |
本体カラー | チャコール、グレーシャーホワイト、ディープシーブルー | ブラック |
Echo Show 5(第2世代)は100万画素だったのがEcho Show 5(第2世代)は200万画素に高画素化しています。3.5mmオーディオジャックがなくなったので有線で外部スピーカーの接続はできないもののBluetoothでの接続はできるので問題はないでしょう。
端末価格は1,000円値下げされて8,980円となっています。なお、この記事ではEcho Show 5(第2世代)を中心に掲載していますが、第1世代(ブラックのやつ)も併せて掲載しております。
Echo Show 5 レビュー
パッケージと付属品
Echo Show 5は水色のパッケージとなっています。FireタブレットはオレンジですがEcoシリーズはブルーなんですね。5.5インチのパネルを搭載したデバイスなので比較的コンパクトに収まっているのではないでしょうか。

付属品は説明書の他に電源ケーブルのみとなっていて、電源アダプタは15Wタイプとなっていてケーブルの長さは1.8mとなっています。

Echo Show 5はバッテリーを搭載していないデバイスなので、常にコンセントに接続して使うことになります。
この辺りはFireタブレットとは明確に違うところであり、もしコードレスでEcho Showを使うことを想定するなら、Echo Showモードに対応しているFire HD 10を選んだ方がいいのかもしれません。
外観デザイン
Echo Show 5はスピーカーを内蔵しているのでタブレットと違って自立して置くことができるスクリーン付き端末です。
Fireタブレットだとスタンドなど使って立てかける必要がありますがEcho Show 5は単体で置くことができるので決まった場所に設置するのに適した構造となっています。

Echo Show 5は5.5インチのタッチパネル付きディスプレイを搭載しているので、筐体サイズは片手で軽々と持つことができる大きさとなっています。5.5インチといえばiPhone 8 Plusですが画面サイズはほぼ同じといっていいでしょう。

バッテリー駆動はできないので基本は定位置に置いて使うことになるので、持ち運びのしやすさは関係ありませんが、これくらいの大きさなら作業机の上に置いて使っても気にならないサイズ感なのかなと思います。
操作パネルで操作できること
Echo Show 5は本体上部にいくつかのボタンを搭載しています。

- マイク/カメラボタン ON-OFFボタン
- 音量ボタン(-)
- 音量ボタン(+)
- カメラカバースライドボタン
「マイク/カメラボタン」を押すとマイクとカメラの機能がOFFになり、Alexaと呼びかけたとしても反応しなくなります。

生活するのにアレクサと呼ぶことはほぼないのであまり使うことはないとは思いますが、声でも操作をOFFにしたいときはボタン一つで簡単にすることができます。
カメラカバーを搭載しプライバシー保護
また、操作パネルの右側にはスライドボタンが搭載されていますが、これをスライドすることで白色のカメラカバーがインカメラの前に現れます。

Echo Show 5は簡単に別のEcho端末とビデオ通話ができるようになっています。
なので、「マイク/カメラボタン」でカメラをOFFにできますが、カメラが剥き出しだと「見られてるんじゃないか…」と不安になってしまいますよね。でも、物理的にカメラを隠してしまうので、100%プライバシーを守ることができる…ということになります。
外部ポート
背面部分にある外部ポートは給電用のポートとMicroUSBポート(保守用)のみとなっています。

3.5mmオーディオジャックは第1世代はありましたが、Echo Show 5(第2世代)は非搭載となっています。
Echo Show 5は専用の電源アダプタ(15W)を使って電力供給を受ける仕組みとなっていて、Micro USBからの電源供給はできないので注意。あくまでメンテナンス用のポートとなっているので普段は使うことはないみたいです。
音質は思ってたより良い
Echo Show 5はスクリーン付きのスマートスピーカーですが、モノラルスピーカーを搭載しているので音質はあまり期待していなかったのですが、思っていたよりも音質は良いです。
Echo dotよりも大きなスピーカーを搭載しているので、少しだけ音質はいい感じですかね。
- Echo dot:1.6インチスピーカー
- Echo:2.5インチウーファー、0.6インチツイーター
- Echo Plus:3インチウーファー、0.8インチツイーター
- Echo Show 5:1.65インチ 4W スピーカー
- Echo Show:2インチスピーカー(10W)× 2、パッシブラジエーター、Dolby デュアル スピーカー付き
スピーカーを二つ搭載しているEcho ShowやEcho、Echo Plusと比べると音質は劣りますが、バックミュージックとして音楽を楽しんだり、ニュースを観たり、YouTubeなどの動画を見るくらいなら十分な音質は確保できているのかなと思います。
外部スピーカーを接続することもできる
Echo Show 5のスピーカーじゃ満足できない…という方は3.5mmオーディオジャックやBluetoothを使って外部スピーカーに接続することもできるので、お気に入りのワイヤレススピーカーを使って音楽を楽しむことができます。

もちろん、ワイヤレスイヤホンに接続することもできます。ただ、それならスマホと接続した方がいいような気もしないでもないですが…!
Echo Show 5で出来ること

Echo Show 5で出来ることをいくつか紹介していきたいと思いますが、公開されているスキルをインスールすることで、出来ることは無限に広がっていくのであくまで純正状態で出来ることをいくつか書いていきたいと思います。
時計として使う

スマートスピーカーのEchoシリーズはスピーカーだけなので部屋に置いててもなんか違和感がありますが、Echo Show 5はディスプレイを内蔵していて常に時間と天気情報を表示できます。
なので、置いておくだけで役に立つガジェットとして使えるので邪魔にはならないですよね。また、そこまでしてニュースを知りたいかという問題はありますが定期的にニュースを文字で表示してくれたりもします。
音楽を楽しむ
Amazonプライム会員になっているならプライムミュージックを聴くことができます。「アレクサ、音楽をかけて!」と話しかければおすすめのプレイリストを自動的にかけてくれます。

Amazonミュージックだけでなく、Spotifyやdヒッツ、さらに2019年6月にApple Musicの再生にも対応したので、iPhoneでApple Musicのサブスクリプションに加入しているならEcho Show 5でも再生ができます。
Apple Musicを使うにはiPhoneにAlexaアプリをインストールして、ここからApple Musicのスキルを検索して「設定」してリンクすることで使うことができます。

設定が完了したら「アレクサ、Apple Musicでヨルシカをかけて!」といえばApple Musicで音楽をかけてくれます。Apple Musicと付けないとAmazonミュージックを起動しようとするのでちょっと注意ですね。
プライムビデオを楽しむ
プライム会員に加入していれば動画配信サービスのプライムビデオをEcho Show 5で楽しむことができます。

5.5インチのディスプレイなので大きな画面ではありませんが、流し見しながら映画やちょっとした動画コンテンツを楽しむのなら十分すぎる大きさではないでしょうか。
ブラウザを使ってインターネットができる
下位モデルのEcho Spotは画面が小さすぎるがゆえにブラウザを使うことができませんが、Echo Show 5はsilkのウェブブラウザを使ってインターネットができるようになっています。

「アレクサ、ブラウザで検索して」とお願いするとsilkのブラウザで検索ができます。

第1世代はFire Foxも選べましたがEcho Show 5(第2世代)はsilkのブラウザのみとなったみたいですね。
試しにFireFoxで当ブログをGoogle検索して表示させてみましたが、普通に見ることができました。画面が少し横長なので画面が見にくいですけどね。
スマホ持っている人がほとんどなので使用頻度は少ないとは思いますが、スマホを持っていない祖父母の家とかにあると便利なのかも?
ちなみに、文字入力はソフトウェアキーボードか音声入力でします。

音声入力用のボタンが中央にあり基本は声で検索するのが楽でいいのかなと思います。これなら子どもでも簡単に使うことができるので、いいのかもしれません。
ブラウザ経由でYouTubeも観れる
YouTubeアプリはありませんがブラウザを使えるようになったことでYouTubeをブラウザ経由で楽しむこともできます。

もう、ほぼタブレットですね(笑)集中して見るにはちょっとサイズが小さいので微妙ですが流し見するのなら便利なのかもしれません。
最新のニュースを見る
「アレクサ、ニュースを見せて」ってお願いするとNHKニュースかYahoo!ニュースを自動的に再生してくれます。Yahoo!ニュースはニュースを読み上げるだけですが、NHKニュースは動画で配信してくれるので、より分かりやすくなっています。

これ、受信料とかどうなるんだろう?
Kindle本を読み上げてくれる
個人的に驚いたのがこれ。所持しているKindle本を読み上げてくれる機能を搭載しているんですよね。オーディオブックサービスのオーディブルが必要なくなるのでは…?と思ってしまいました。

持っているKindle本をAlexaが読み上げてくれます。

スゴイ…。確かにオーディブルと違ってAlexaの発音は少しおかしいので聴きにくいところも多いですが、内容は普通に把握することができるので読むのが面倒くさい時に、Alexaに朗読してもらうのもいいのかもしれませんね。
Amazonで買い物ができる
「アレクサ、モバイルバッテリーをAmazonで買いたい。」とお願いすると、Amazonで売れているモバイルバッテリーのランキングを表示してくれます。

しかも、おすすめポイントもAlexaが教えてくれるんですよね…。これは便利だわ。あとは、購入手続きをEcho Show 5からできるので買い物が完了してしまいます。
細かい仕様を調べるには向いていませんが、スペックをあまり気にしない人ならササっとAmazonで買い物できてしまうのでとても良いと思いますよ。
Echo同士でビデオ通話ができる

自宅の2階にEcho Show 5、1階のリビングにEcho Spotがあれば「アレクサ、リビングにつないで」とお願いすればビデオ通話ができます。リビングから2階にいる子どもを呼び出したりする時に使えそうかな?
昔あった固定電話の子電話みたいな感じですね。あまり使い道を見出せないですが、Echoシリーズが複数台あればこんな使い方もできるということになります。
Echo Show 5(第2世代)レビュー:まとめ

Echo Show 5は5.5インチのディスプレイを搭載したスマートスピーカーですが、感覚としては据え置きのスマホ…といった感じです。(ちょっと違うかw)声で操作することを基本としているので、細かいことはできませんが動画や音楽コンテンツを楽しむのなら十分に使うことができるデバイスです。
Echo Show 5のメリット
- コンパクトで書斎、ベッドサイドに最適
- 時間だけでなくニュース・天気の確認に
- 音質がいいので音楽もしっかり楽しめる
- カメラカバーが何気に安心できる
- Kindle本を読み上げてくれる機能がある
- Apple Musicなど音楽配信サービスにも対応
- ブラウザでYouTubeが見れられる
- スマートホームのハブとして使える
Echo Show 5は基本的に声でアレクサを呼び出して操作する端末ですが、ディスプレイがあることで視覚的に内容を確認できるので誰でも簡単に扱うことができる端末となっています。
単純に音楽を聴くだけでも歌詞を表示させながら楽しめるのでどんな曲なのかを知りながら聴くことができますし、ブラウザを使うことでYouTubeも観れるので使い方の幅は広いです。
また、高度な設定が必要になりますがスマートホーム機器との接続もできるので声で「アレクサ、ライトを付けて」とかSwitchbotを使って操作することもできす。
Echo Show 5のデメリット
Echo Show 5は画面サイズが小さいスマートモニターなので仕方ない部分ではありますが、表示領域が少し物足りないと感じることがあります。
- 画面サイズが少し小さめ
- スキルを終了が面倒くさい
音楽を楽しむ、情報をサクッと収集するなら十分な大きさですが動画を見たり、クックパッドを使って料理の手順を見るには少し画面が小さいと感じることがあります。
もし、見やすい画面で使うなら8インチのEcho Show 8を選んだ方がいいかもしれません。
この記事では紹介していませんが、スマートホーム家電との組み合わせや定型アクションをうまく設定することでEchoシリーズは本領を発揮できるデバイスでしょう。
スマートホームって未来のものなのかなと思っていましたが、今ある技術を組み合わせることで普通に使うことができるものなんですね。
まだ、詳しく試せていないのですが家電の一部を少しずつスマートホーム化してみたいものです。
Echo Show 8、Echo Show(第2世代)のレビューはこちらをどうぞ!
echoシリーズはブラックフライデー、プライムデーなどのビッグセールで安く買うことができます。
Fireタブレットについてはこちらの記事をどうぞ!
Fire HD 10とFire 7はAlexaに対応していてFire HD 10はEcho Showモードに切り替えもできます。タブレットなのにEchoとしても使えるのはとても便利で良いと思うんですよね。
Fireタブレットキッズモデルもあります。子ども向けコンテンツを1年間無料で使うことができるので子どもがいるご家庭におすすめしたい。
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Amazonプライムのメリットはこちらの記事をどうぞ!
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