
ドコモが2019年6月からスタートした新料金プランは端末割引なしのプランになってしまったので高くなったイメージがありますが、ドコモでは「スマホおかえしプログラム」という端末購入補助サービスを開始しています。
ドコモの「スマホおかえしプログラム」を使うとiPhoneをいくらで使うことができるのかを詳しく書いていくので、これからドコモに乗り換えをするという方は参考にしていただけたらと思います。
この記事の目次
スマホおかえしプログラムでiPhoneはいくらになる?
ドコモ「スマホおかえしプログラム」とは

ドコモの「スマホおかえしプログラム」は新料金プランと合わせて開始された新しい端末購入補助サービスです。
iPhoneを返却で残債を免除
「スマホおかえしプログラム」は36回払いで購入する端末を24ヶ月使った後に端末を返却することと残りの12回の支払いが免除されるサービス。

端末を返却しないといけないのでスマホをレンタルするイメージに近いかもしれませんね。「スマホおかえしプログラム」を使うことで端末代金の2/3の金額でiPhoneを使うことができることになります。
- 36回払いで購入した端末を24ヶ月後に返却すると
- 最大12回分の支払いが不要になる
- ハイエンドモデルが対象機種となっている
25ヶ月後にiPhoneを返却して新しいiPhoneを買う必要があるので端末代金は支払い続けることになりますが、24ヶ月ごとに新しいiPhoneを使いたい方にとってはありがたいサービスです。
24ヶ月ごとに新しいiPhoneに一定額を支払い続けて機種変更できるのなら、まあ悪くないのかな?
対象はiPhone 8以降
「スマホおかえしプログラム」は全てのiPhoneに適用できるわけではなく、iPhone 8以降の新しいモデルで適用することができるのでiPhone 11やiPhone 11 Pro、iPhone SE(第2世代)も対象となっています。
- iPhone SE(第2世代)
- iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max
- iPhone XS/XS Max
- iPhone XR
- iPhone X
- iPhone 8
iPhone SE(第2世代)は2020年3月に発売した価格の安いモデルとなっていますが、64GBモデルが一括価格・57,024円となっていますが、スマホおかえしプログラムを使うことで38,016円で手に入れることができます。
最新のプロセッサを搭載したモデルが4万円以内で手に入れることができるのは、なかなかいいですよね。
注意点について
「スマホおかえしプログラム」を適用するにはいくつかの注意点があるのでまとめました。
- 36回払いする場合のみ「スマホおかえしプログラム」に加入できる
- 後から一括払いすると適用外になる
- 端末購入時に「スマホおかえしプログラム」に加入する必要がある
- 端末が故障した場合は故障利用料20,000円必要になる(別途保障サービスに加入している場合は2,000円)
24ヶ月以内に画面割れや故障などすると追加費用が必要になるので注意して使わないといけないですね。
スマホおかえしプログラム + iPhoneの端末価格

iPhoneの端末価格 と「スマホおかえしプログラム」を適用した時の料金は以下のとおりです。
モデル | ストレージ容量 | 24回払い 36回払い 一括 | スマホおかえしプログラム 実質負担額 |
---|---|---|---|
iPhone 11 Pro Max | 512GB | 7,590円 5,060円 182,160円 | 5,060円 121,440円 |
256GB | 6,600円 4,400円 158,400円 | 4,400円 105,600円 | |
64GB | 5,775円 3,850円 138,600円 | 3,850円 92,400円 |
上位モデルのiPhone 11 Pro Maxは36回払いでも高いので購入したいと思う方は限られてくると思いますが、「スマホおかえしプログラム」の組み合わせで64GBモデルなら実質92,400円で使うことができます。
Apple Storeで購入すると131,780円なので40,000円ほど安い金額となります。
モデル | ストレージ容量 | 24回払い 36回払い 一括 | スマホおかえしプログラム 実質負担額 |
---|---|---|---|
iPhone 11 Pro | 512GB | 6,930円 4,620円 166,320円 | 4,620円 110,880円 |
256GB | 5,940円 3,960円 142,560円 | 3,960円 95,040円 | |
64GB | 5,280円 3,520円 126,720円 | 3,520円 84,480円 |
iPhone 11 Pro(64GB)は36回払いで3,564円となり「スマホおかえしプログラム」を組み合わせることで64GBモデルなら実質84,480円で使うことができます。
モデル | ストレージ容量 | 24回払い 36回払い 一括 | スマホおかえしプログラム 実質負担額 |
---|---|---|---|
iPhone XR | 256GB | 4,860円 3,300円 116,640円 | 3,240円 77,760円 |
64GB | 4,131円 2,754円 99,144円 | 2,754円 66,096円 |
iPhone XR(64GB)は36回払いで2,754円となり「スマホおかえしプログラム」を組み合わせることで64GBモデルなら実質66,096円となり、iPhone XS/XS Maxと比べるとかなり安くなっています。
モデル | ストレージ容量 | 24回払い 36回払い 一括 | スマホおかえしプログラム 実質負担額 |
---|---|---|---|
iPhone SE2 | 256GB | 3,135円 2,090円 75,240円 | 2,090円 50,160円 |
128GB | 2,607円 1,738円 62,568円 | 1,738円 41,712円 | |
64GB | 2,376円 1,584円 57,024円 | 1,584円 38,016円 |
iPhone SE(第2世代)は2020年3月に発売された最新のプロセッサを搭載しながらも価格を抑えたiPhoneとなっています。
64GBモデルなら一括・57,024円となっていて、MNPのりかえなら端末購入割引の22,000円適用で35,024円、スマホおかえしプログラムで23,349円で手に入れることができます。とにかく安い。
実際の月々の料金
では、iPhoneをドコモで購入した場合、実際の月々の通信料金はどうなるのかシミュレーションしたいと思います。

ここではiPhone 11とiPhone SE(第2世代)で比較してみたいと思います。
iPhone 11 | iPhone SE2 | |
ギガライト 〜5GB | 4,980円 | 4,980円 |
5分かけ放題 | 700円 | 700円 |
端末代金(36回払い) | 2,420円 | 1,584円 |
月々の料金(〜3年まで) | 8,100円 | 7,264円 |
月々の料金(4年〜) | 5,680円 | 5,680円 |
36回の支払いが終われば端末代金が単純になくなるので5,680円でiPhone 11を使えるようになります。
参考までにiPhone 7を購入した場合で試算してみます。
iPhone 7(新プラン) | iPhone 7(docomo with) | |
データ 〜5GB | ギガライト:4,980円 | データパック:5,000円 |
5分かけ放題 | 700円 | 1,700円 |
SPモード | – | 300円 |
端末代金 | 36回払い:1,100円 | 1,650円 |
割引 | – | -1,500円 |
月々の料金(〜2年まで) | 6,780円 | 7,150円 |
月々の料金(3年〜) | 6,780円 | 5,500円 |
月々の料金(4年〜) | 5,680円 | 5,500円 |
iPhone 7を新料金プランで36回払いで購入した場合は24ヵ月までは旧プランのdocomo withとの組み合わせよりも料金が安くすることができます。
3年目以降は旧プランの方が安いですが、端末の支払いが終了した4年目以降は料金に差はないですね。トータルで見れば少し高くなってしまいますが、思っていたよりも安い価格でiPhone 7を購入することができるようです。
まとめ:「スマホおかえしプログラム」のメリット・デメリット

ドコモの「スマホおかえしプログラム」はメリットもあればデメリットもあるのでしっかりと確認しておきましょう。
- スマホを2/3の価格で使うことができる
- 定期的に新機種に機種変更ができる
- ずっと端末代金を支払い続ける必要がある
- 手元に使ってきた端末が残らない
最後に、「24回払い・36回払いの分割購入するのがいいのか?」、「スマホおかえしプログラムを使うのがいいのか?」をまとめたいと思います。
36回払いで購入するのがおすすめ
個人的には「スマホおかえしプログラム」を使わずに36回払いでiPhoneを購入して長く使うパターンがおすすめ。
最近のiPhoneは性能が高くて丈夫なので長く使えるし、実際に妻は2014年に発売したiPhone 6も5年経過した今も普通に使っています。
- iPhoneを長く使いたい
- 長期的に料金を安く抑えたい
- 古くなったiPhoneをサブ機として使う
- 自分でiPhoneを売却できる
ドコモの新プランは端末代金の支払いが終わったら月々の料金がグッと下がるのが分かりやすくてGoodです。
新プランは「割引が終わるから新しい端末を購入しないといけない…。」の呪縛から解き放たれることができるのです。
また、端末をきちんと自分のモノにすることができるので新しいiPhoneに機種変更したとしても旧端末をサブ機として使ったり、子どもに譲ったり、売却することもできます。
普通にヤフオクやメルカリに売却した方がお得だと思うし。自分でiPhoneを売却するなら24回払いでもいいかもですね。早い方が高く売ることができるのでお得だと思います。
「スマホおかえしプログラム」のおすすめポイント
2年に1回は必ず新しいiPhoneに機種変更していきたい、売却とか自分でできないという方は「スマホおかえしプログラム」で定期的に機種変更をしていくのがいいでしょう。
- 定期的に新型のiPhoneに機種変更したい
- 古いiPhoneを使うことはない
- 自分でiPhoneを売却するのは面倒くさい
手間をあまりかけたくないなら「スマホおかえしプログラム」を使うのが楽でおすすめです。端末は手元に残らないですが、サッパリとした性格の方にはいいのではないでしょうか。
なお、ドコモの「スマホおかえしプログラム」は旧プランのdocomo withとの併用ができるので、旧プランを使っている方はお得に機種変更できるようになっています。
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