Appleのスマートウォッチ・Apple Watchの最新モデルはApple Watch 9ですが、Apple Watch 6は現在も中古で買えてwatchOS 10に対応した現役モデルです。
デザインはApple Watch 5と同じですがSiPにS6を搭載して快適に動作し血中酸素濃度が計測できたり、ヘルスウォッチとしての機能が充実しています。
また、マスクをしていてもiPhoneの顔認証で画面ロック解除が可能になってiPhone 11などマスク対応していないモデルとの組み合わせができます。
この記事では、Apple Watch 6のデザイン、スペック、動作速度、使いやすさをレビュー。実際に使ってどうなのかメリット、デメリットもあるのでApple Watch 3など旧型から乗り換えを検討してるなら参考にどうぞ!
- 新色のブルー、Product REDを選べる
- 高級なステンレス、チタニウムケースを選べる
- 常時表示機能が使える(2.5倍明るくなった)
- 急速充電に対応し充電速度が速くなった
- 血中酸素濃度を計測できる
- Apple Watch 5から進化は少ない
- iPhoneでしか使うことができない
Apple Watch 6は現在は中古で買うことになりますが27,800円前後で手に入ります。性能は現行モデルとそう違いがないので安く買うならアリです。
この記事の目次
Apple Watch 6の特徴
- S6デュアルコア + W3ワイヤレスチップ
- 常時表示の画面明るさが2.5倍アップ
- ケースサイズが40mm・44mmの2種類
- アルミ・ステンレス・チタニウムの3つ
- コンパス内蔵で方向が正確に把握できる
- Apple Payでキャッシュレス決済ができる
- 心電図、心拍数、血中酸素濃度の計測ができる
- リアルタイムで高度を計測できる
- 急速充電に対応し短い時間で充電できる
- 水深50mに耐えられる防水性能
- セルラーモデルでモバイル通信もできる
- 端末価格:アルミケースは47,080円〜
Apple Watch 6のデザインはApple Watch 5と同じですが、S5チップになって性能が向上、常時表示の画面の明るさが25%明るなりました。
さらに、バッテリーの持ちが改善しているので使い勝手が向上しています。
Apple Watchは2015年4月に初号機が発売されて5年の年月が経過しApple Watch 6で6世代目となっています。
毎年新しいモデルが発売されるたびに内部スペックが刷新されて性能が向上し、遅くて使いにくかった動作速度が改善されていてApple Watch 6はさらにストレースフリーで使えるようになりました。
Apple Watch 3よりも以前のモデルからの乗り換えするとビックリするくらい動作が良くなりApple Watchの体験が向上しますよ。
Apple Watch 6の新機能としては、常時表示の明るさが2.5倍向上、血中酸素濃度の計測、リアルタイムで高度を計測できる高度計を搭載しています。
絶対に必要な機能というわけでもないので、これらの機能が必要ないなら価格の安いApple Watch SEを選んでもいいのかもしれませんね。
また、Apple Watch 6はApple Watch 4からのデザインが引き続き採用されて、目新しさがありませんが、アルミケースの新色として「ブルー」と「Product RED」が追加されて選択肢の幅が広がったといえるでしょう。
Apple Watch 6の動画レビューです。
Apple Watch 6 レビュー
外観デザインは従来と同じ
Apple Watch 6の筐体はApple Watch 4、Apple Watch 5と同じデザインを採用した四角い時計スタイルでApple Watchといえばこのデザインが定着した感じです
Apple WatchはApple Watch 初代・series 1〜3までが同じデザインでApple Watch 4で刷新しApple Watch 6まで継承されて、このスタイルになって3年目です。
Digital Crownを回すことでスムーズにアプリをスクロールして操作ができて、Digital Crownを押してホーム画面に戻ったり起動したいアプリに切り替えもできます。
なお、アルミケースもApple Watch セルラーモデルを選べてDigital Crownのデザインが赤縁のあるボタンに変更となります。(ステンレスケースとチタニウムケースはセルラーモデルのみ。)
サイドボタンは電源のON・OFFだけでなくAppスイッチャーを起動して起動中のアプリの切り替えができるようになっています。
筐体の左側にある2つの横穴にスピーカーを搭載しています。
Apple Watch 6の内蔵スピーカーはApple Watch 3よりも音量が50%大きくなって音声アシスタントSiriの声もしっかり聞こえますし、通話の音量も十分に聞き取れるので、ハンズフリーで快適に話ができます。
Apple Watch 6の画面は丸みのあるラウンドエッジスタイルのLTPO OLED常時表示Retinaディスプレイを搭載し画面サイズは44mmと40mmの2つから選ぶことができます。
Apple Watch 6 | Apple Watch 5 | Apple Watch 4 | |
画面サイズ | 44mm・40mm | ||
解像度 | 368×448ピクセル・324×394ピクセル | ||
パネル | LTPO OLED Retinaディスプレイ | ||
常時表示 | 対応(最大輝度2.5倍明るく) | 対応 | – |
どちらの画面サイズを選ぶか好みですが、体格の大きい男性は44mmのケースがバランスが取れていいのかも。女性は40mmを選んだ方が可愛らしくて良さそうですよね。
僕は体格が小柄な方なので40mmサイズでちょうどいいサイズですが、少しでもApple Watchに画面を大きくしたい・操作性を向上したいなら44mmサイズがおすすめです。
Apple Watch 6のケースはアルミ、ステンレス、チタニウムの3つから選ぶことができます。
ケース | Apple Watch | Apple Watch Edition |
---|---|---|
アルミ | シルバー、スペースグレイ、ゴールド、ブルー、Product RED | – |
ステンレス | シルバー、ゴールド、グラファイト、スペースブラック(HERMESのみ) | – |
チタニウム | – | シルバー、スペースブラック |
ここでレビューしているのはアルミケースの新色・ブルーです。
爽やかでなかなか良い色。このブルー、環境光によって色合いが変化するので面白い。
外など明るいところだと色鮮やかなブルーになるのですが、薄暗いところだとディープブルーになってダークな感じになります。シチュエーションによって顔が変わるのでなかなか面白いですね。
アルミケースはProduct REDもあってファッションに合わせて色々と遊べるのは面白いのかもしれません。(ただし、赤色はかなりセンスが必要と思われます。少なくと僕には使いこなせる自信はない。)
Apple Watch 6は従来の心拍センサーに加えて血中酸素濃度を計測できる新しいセンサーが追加されていて、裏蓋にあるセンサーの数が増えています。
時計でありながら装着する人の健康を観察することができる高機能なスマートウォッチだけあって、なかなかすごいデザインですよね。
S6チップで動作速度が向上
Apple Watch 6の心臓部にあたるSiP(システム・イン・チップ)はiPhone 11やiPhone 11 Proに搭載されてるA13 BionicをベースとしたS6チップを搭載しています。
Apple Watch SEやApple Watch 5に搭載されているS5チップよりもS6チップは動作が20%向上しているので、より快適に動作するようになっています。
…といっても、違いは正直なところわかりません。実際にS6チップのApple Watch 6とS5チップのApple Wacth 5の動作を比較してみましたが、誤差範囲ですね。
少しだけS6チップのApple Watch 6の方が起動や描画速度が速いですが、場合によってはApple Watch 5の方が速いこともあるのでほぼ同じと見ていいでしょう。
Apple Watch series 4のS4チップより性能が大きく向上して、S3チップのApple Watch 3とは明らかに違い動作速度が異なります。
Apple Watch 6は20%性能が向上しているので、動作速度で不満が出ることはなく、series 3よりも以前の端末からApple Watch 6に乗り換えでApple Wacthの体験が向上します。
内蔵ストレージは32GBとなっているので音楽データをローカルにダウンロードしてApple Watch単体でも音楽を楽しめるようになっています。
常時表示の画面が2.5倍明るくなった
Apple Watch 6はApple Watch 5と同じように常時表示機能に対応。しばらく放置しておくと秒針が消えて白い時計盤の場合は色が反転して黒ベースの表示に切り替わります。
常時表示はバッテリー消費が激しくなりますが、このように色を反転させることで少しでも電池減りを抑えるように配慮していて、Apple Watch 6の常時表示は性能が向上していて最大輝度が2.5倍も明るくなっています。
屋外だと違いがよく分かりますが、暗いところではそんなに差はなく少しだけ明るくなった程度に抑えられています。
Apple Watch 5よりも画面が明るくなっているので外での時間の確認はしやすくなっていると感じます。
常時表示はキーボード作業しながら手元に目線を下ろして時間を確認できるので、いちいち腕を手間に向ける必要がなくとても便利な機能です。
とくに現場で仕事している方で手を動かすことができない場合など目線をApple Watchに向けるだけで時間の確認ができるのでいいと思うんですよね。美容師さんとか、よさそうじゃないですか。
ただ、常時表示の明るさはそのままでいいから電池持ちを優先させて欲しかったな。時間の確認ができればいいので明るさはそんなに求めていないんですよね。
むしろ、暗いところでは明ると目立ってしまうので暗い方が嬉しかったりもします。常時表示の画面の明るさを手動で調整できるようになったらいいですよね。watchOS 8でお願いします。
なお、常時表示機能によるバッテリー消費が気になる方はOFFにしておくのがいいでしょう。
- 1.iPhoneのApple Watchアプリを起動
- 2.「画面表示と明るさ」
- 3.「常にオン」を「オフ」にする
これで使っていないときは自動的に画面が非表示にすることができます。常時表示によるメリットを感じることができない、電池持ちを重視したいならこの設定にするのがおすすめです。
電池持ちが1日ちょっとしか持たないところギリギリ2日間使うことができたりします。
新センサーで血中酸素濃度を計測できる
Apple Watch 6は新しいセンサーにより手首の血管を照射し、血中の酸素の濃度を計測できる仕組みを搭載。「血中酸素ウェルネスアプリ」を使うことで血中酸素濃度を計測できるようになりました。
血中酸素濃度のアプリを起動して腕をテーブルなど安定したところにおいて15秒ほど待つことで血液中の酸素濃度を計測することができます。
ただし、計測がシビアなので少しでも腕を動かすと計測が中断されてしまいますし、センサーの位置によっては何度やってもきちんと計測ができないこともあるので、もし計測がうまくいかない場合はケースの位置調整をしましょう。
正常値は95%〜100%なんだそうですが、93%ということはどこか調子が悪いのか…。疲れているのか。
そもそも、素人では血中酸素濃度を計測してどう健康に生かしていいのかさっぱり分からないところですが、95%以下が続くようだと体調に異変を起してる可能性があるようで、休息などを取るなど健康管理の目安に使うことができるのかもしれません。
心拍数はリアルタイムで計測できる
Apple Watch 6はアルタイムで心拍数を計測できるセンサーを搭載しているので、普段の心拍数、ワークアウト中の心拍数を計測して健康状態を把握することができます。
体調が悪いと明らかに心拍数の数値がいつもと違うことがあるので、日々の体調管理の目安としては分かりやすい指標になるでしょう。
なお、血中酸素濃度や心拍数のデータはヘルスケアアプリで過去のデータを細かく確認することができます。
常時計測の高度計を搭載した
Apple Watch 6は常時計測できる高度計を搭載しています。Apple Watch 5にも高度計が搭載されていてコンパスアプリやワークアウト中に確認できる限定的な機能となっていました。
そんな中でApple Watch 6の高度計は常時計測ができるようになり、コンプリケーションに対応している時計盤であれば高度計を常時表示できるようになりました。
僕の部屋は海抜45mなので津波は大丈夫そう。高度計…まあ、そうね。高度測りたいよね?
山を登ることが多いアクティブな方にとっては高度計は面白い機能なのかもしれませんし、現在の海抜を知ることで地震など災害があったときに役に立つ日が来る可能性もあるので、なくて困ることはない機能といえるでしょう。
睡眠トラッキングに対応(watchOS 7)
Apple Watch 6は「睡眠」アプリを使うことで睡眠時のパターンを記録し、どれくらいの時間眠りについているのかを計測できるようになりました。
睡眠モードは就寝前に時間を教えてくれるだけでなく、アラームもセットしてくれるので毎日の習慣に溶け込むことができるアプリです。ベッドに入って眠りにつくことで自動的にApple Watchの画面は真っ暗になり眠りを妨げる光を消すことができます。
もし、少し目覚めて時間を知りたいと思った時は画面を軽くタップすることで時間が表示してくれるようにもなっています。
睡眠モードがONになっている時はiPhoneも連動して「おやすみモード」に切り替わるので、着信や通知で起こされることがなくなります。
この画面が表示されている状態では「閉じる」ボタンを押して画面を上にスワイプしないとホーム画面が表示されないので「少しスマホ弄ろうかな…」という気分にならず、そのまま眠りに落ちることができるので意外といいかもしれないですね。
起床時間になる睡眠アプリでセットした時間になるとApple Watchを通して通知と振動を使って優しく起こしてくれるので、iPhoneのアラームで目覚めるよりも気分良く1日のスタートを切ることができるのがうれしいところ。
なお、睡眠トラッキングはヘルスケアアプリに記録されているので、日々の睡眠の状況を確認することができます。睡眠の記録を見てどうするのか。途中で目覚めたりすることが多いことが分かることで、就寝前の過ごし方を見直したり見たりと日々の改善を試す機会を得ることができるのではないでしょうか。
手洗い時間カウント機能(wacth OS7)
watch OS7の新機能として「手洗い」アプリが搭載されて、手洗い時間をカウントしてくれるようになりました。
「手洗い」アプリ…いる?
…って思ったけど、20秒の手洗いって意外と長いんですよね。感染症対策の一つとして世界の保健機関が20秒以上の手洗いを推奨。それをベースとした機能で改めて手洗いというものを考えさせられる機会となるかも。
そのまま洗って清潔を保てる
Apple Watch 6はISO規格22810:2010にもとづく50メートルの耐水性能を持っているので、プールとか行っても装着したまま泳ぐことができるし、手洗いしたついでにそのまま水洗いして清潔を保つことができます。
手洗いついでに時計を洗うことはあまりしないかもですが、運動したあとは汗でApple Watchが汚れてしまうので、個人的にもジムで汗を流した後にそのままシャワーを浴びてApple Watchも洗っています。
耐水性能のあるiPhoneでも躊躇してしまいますが、Apple Watchは本当に濡れても壊れることはない(自分が使ってきたシチュエーションでは。)ので、安心して水に濡らして使うことができますよ。
バッテリーの持ちについて
Apple Watch 6は最新のS6チップを搭載し性能が向上し、常時表示が明るくなりましたが、Apple Watch 5と同等レベルかそれ以上の電池持ちを実現しています。
Apple Watch 6 | Apple Watch 5 | Apple Watch 4 | |
常時表示 | ON | ON | – |
0分 | 100% | 100% | 100% |
4時間 | 92% | 91% | 85% |
5時間 | 83% | 82% | 80% |
6時間 | 77% | 78% | 77% |
7時間 | 76% | 74% | 72% |
12時間 | 54% | 50% | 55% |
15時間 | 40% | 35% | 42% |
17時間 | 25% | 10% | 35% |
Apple Watch 5は常時表示に対応した初めての端末ということもあり、Apple Watch 4よりも電池持ちが少し悪くなることがありましたが、Apple Watch 6は電池持ちが少し改善しています。
バッテリーの持ちはApple Watchの使い方によっては大きく左右されるのであくまで参考値として判断していただきたいですが、移動が多くなると電池減りが激しくなる傾向があります。
Apple Watch 5で常時表示してると1日持たないことがあり、Apple Watchのモバイルバッテリーの必要性は感じていましたが、Apple Watch 6は電池持ちが改善しているので常時表示をONにしてもモバイルバッテリーは必要ないかも。
起きている時間はちゃんと使えるバッテリー性能はあるとみていいでしょう。
iPhoneの顔認証をマスク付けながらできるように
今まではMacをスリープ解除するときにApple Watchを装着していると自動的に認証しMacを使えましたがiPhone版ともいえる機能がiOS 14.5 + watchOS 7.4で使えるようになりました。
マスクをしている状態で画面ロック解除ができるのでiPhone 12などのFace IDの弱点を補うことができます。
この機能はかなり便利でいいです。
セキュリティの観点から画面ロック解除をする時にしか顔認証との連携機能は使えないですが外で操作する時は100倍以上も使いやすくなりますよ。
電源アダプタは付属していない
Apple Watch 6は電源アダプタが付属しておらず、ワイヤレス充電用のアダプタのみが同梱しています。そのため、従来よりも薄いパッケージとなっています。
付属のワイヤレス充電器はUSB-Aタイプのものとなっているので、USB-Aに対応した5W以上の電源アダプタが必要となります。
旧型からの乗り換えなら今までの5Wのアダプタをそのまま使えばいいですし、iPhoneで使っている電源アダプタを併用するのもいいでしょう。
ただ、iPhoneとApple Watchを同時充電するには電源アダプタが足りなくなるので状況に合わせて追加購入することになるかもですね。
iPhone、Apple Watch、AirPods Proの3台を同時に充電できる端末を使うのもいいでしょう。
5W充電器で急速充電に対応した
Apple Watch 6は急速充電に対応しました。従来のモデルは80%までの充電に約1.5時間かかっていたのが、Apple Watch 6は30分短縮されて1時間で充電できるようになっています。
公称値 | Apple Watch 6 | 従来のApple Watch |
---|---|---|
0 → 80% | 1時間 | 1.5時間 |
0 → 100% | 1.5時間 | 2.5時間 |
これはApple 5W USB電源アダプタとApple Watch磁気充電ケーブルを使って計測したAppleの公式値となっており、どちらも同じ5Wの充電アダプタを使って充電速度が向上しています。
つまり、Apple Watch 6の充電回路を改良したことで急速充電に対応したということ。実際にApple Watch 6とApple Watch 5で同じ5Wの電源アダプタを使って充電速度を計測してみました。
充電時間 | Apple Watch 6 | Apple Watch 5 |
---|---|---|
15分 | 0% → 23% | 0% → 18% |
30分 | 0% → 44% | 0% → 37% |
60分 | 44% → 83% | 37% → 68% |
80分 | 83% → 100% | 〜 |
90分 | – | 68% → 90% |
120分 | – | 90% → 94% |
150分 | – | 94% → 100% |
同じ5Wの電源アダプタなのに充電効率が向上して充電速度が速くなったのは素晴らしい。80分でApple Watch 6をフル充電することができました。
また、15分ほどの充電でも20%くらいバッテリーを補給することができるので、充電する時間がない時もで素早く充電することができます。
watchOS 7の睡眠アプリの登場で寝ているときにApple Watchを使うことになり、今までよりもApple Watchを使う機会は多くなります。そんな中で、充電速度が向上したので隙間時間でバッテリーを素早く補給でき、充電する時間に困ることも少なくなるでしょう。
高出力の電源アダプタを使ってもApple Watch側で出力は制御されるので充電速度が速くなることはないと思います。(たぶん。後日実際に検証してみたいと思います。)もし従来の5Wの充電アダプタを持ってるならそのまま使うのもいいと思います。
ちなみに、サードパーティー製のワイヤレス充電器を使うと急速充電はできないようです。試しにBelkin BOOST UPワイヤレス充電器で充電速度を計測してみました。
充電時間 | Apple 5Wで充電 | Belkin BOOST UPで充電 |
---|---|---|
15分 | 0% → 23% | 0% → 17% |
30分 | 0% → 44% | 0% → 38% |
60分 | 44% → 83% | 38% → 67% |
80分 | 83% → 100% | 〜 |
90分 | – | 67% → 95% |
110分 | – | 95% → 100% |
Apple 5W 電源アダプタで充電すると80分でフル充電できるのに対して、Belkin BOOST UPだと110分ほどの時間が必要でした。とくに1時間で充電できる速度に差が出るので急速充電目的でApple Watch 6を手に入れる方は注意しましょう。
Apple Watch 6 レビュー:まとめ
Apple Watchは絶対に必要なデバイスではないですが、iPhoneとApple Watchを組み合わせることで、生活の質を高めることができます。
- 時計として使える
- 様々なアプリの通知を受ける
- メッセージの確認・返信ができる
- 電話をかけて通話ができる
- 予定の確認ができる
- 現在地の確認、ナビが使える
- 高度や方向を知ることができる
- Apple Pay(キャッシュレス)で支払い
- 音楽の再生、操作ができる
- ワークアウトの記録ができる
- 心拍数や血中酸素濃度(S6のみ)の計測
- 睡眠トラッキング
- ファッションとして
時計として使うだけでなく、iPhoneの通知端末としても使うことができApple Payを設定しておくことでキャッシュレス決済もApple Watchだけですることもできる、使い方次第では生活を支えてくれるデバイスとなります。
もちろん、ヘルスケア端末としても優秀なので日々の健康管理の助けにもなってくれるでしょう。
Apple Watch 6 おすすめな人は
Apple Watch 6はSeries4から続くケースデザインの集大成モデルです。
- Series4の集大成モデルが欲しい
- 中古で安い新しめのモデルが欲しい
- 明るい常時表示ディスプレイが欲しい
- 血中酸素濃度を計測したい
- 急速充電で素早く給電したい
- ブルーカラーに魅力を感じた
現行のApple Watch SEも同じデザインですが常時表示に対応してません。常時表示に対応した同デザインではseries6が最も性能の高いモデルです。
常時表示ディスプレイも明るくて電池持ちも向上してるのでバランスの取れてとても扱いやすいモデルに仕上がっています。
また、急速充電に対応して充電速度が爆速になったところも魅力。睡眠アプリなど今まで以上にApple Watchを肌身離さず使う機会が増えている中で、充電速度が向上でお風呂に入ってる時に30分くらい充電するだけでも50%ほどバッテリー補給できのは便利です。
また、ブルーカラーがあるのもApple Watch 6だけなので独特な色のケースが欲しいならこのシリーズがおすすめとなります。
Apple Watch 6が適さない人は
Apple Watch 6が適さない人はこんな人です。
- より大きなディスプレイが欲しい
- 最新機能を使いたい(タブルタップ)
ケースサイズを抑えながらより大きな画面サイズが欲しいならベゼル幅が狭くなってスタイリッシュになったApple Watch 7がおすすめです。
ダブルタップ機能など最新機能を使いたいならseries9を選ぶのもいいでしょう。
ただ、機能的にはApple Watchはseries6でも十分すぎるので2023年現在にこのモデルを中古で買うのもいい選択肢になるはずです。
→ Apple Watchの比較はこちら
→ Apple Watch 8はこちら
→ Apple Watch セルラーモデルはこちら
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