
Appleのワイヤレスキーボード・Magic Keyboard(マジックキーボード)はiMacの標準キーボードです。
MacBook Pro 16インチやMacBook Pro 13インチと4Kモニターを組み合わせてデュアルモニター環境を構築したり、iPadのワイヤレスキーボードとしても快適に使うことができる万能なワイヤレスキーボードとなっています。
一般的なシザー構造のキーボードを採用していてタイピング感も自然で使いやすいものとなってますが、この記事ではMagic Keyboardについて詳しく書いているのでiMacやMac miniを検討している方は参考にしてください。
iPad Pro 11インチ・12.9インチのMagic Keyboardについてはこちらをどうぞ。
この記事の目次
Magic Keyboardの特徴
MacBook Pro 15インチの外部キーボードとして購入してiMac 27インチのキーボードとしても使い続けており、僕にとっては欠かすことができない一番身近なデバイスといってもいいかもしれません。
- 充電式のBluetooth対応ワイヤレスキーボード
- キーの高さが低いので高速タイピング可能
- タイピング感は良好。というか最高
- キーの高さが低いの持ち運びにも適している
- MacだけではなくiPadのワイヤレスキーボードにも最適
- 耐久性がまあまあ高いと思う
Magic Keyboardは2015年10月に発売されたAppleの充電式のワイヤレスキーボードでiMacやiMac Proに付属しているキーボードです。充電式なので電池交換が必要ありません。
iMac Proに同梱されているテンキー付きのMagic Keyboardでカラーがスペースグレイとなっていますが、個人的にはテンキーなしのスペースグレイが欲しい…。
なお、Magic Keyboardが発売してすぐに購入したので2019年10月で4年経過し5年目に突入し見た目はかなりボロボロですが、壊れることなく使えているので耐久性は良いといっていいでしょう。
なお、この記事で使っている画像はiMacを買ったときに同梱していた新品のピカピカのMagic Keyboardを使っています。
テンキーなし・あり どっちがいい?
Magic Keyboardはとてもシンプルなデザインで無駄なものは一切ありません。

これはテンキーなしのMagic Keyboardですがテンキー付きは右側に数字のキーが搭載されています。
数字を扱うことが多い方はテンキー付きのMagic Keyboardの方がいいですが、あまり数字を扱うことがなくてマウスを使っている方はテンキー無しの方がおすすめ。

テンキーありモデルだとテンキー部分が邪魔になってしまいマウスが遠くなってしまいます。テンキーなしモデルなら画面に対して中央にキーボードを置くことができ、Magic Keyboardの右側すぐにマウスを置くことができます。
キーボードのベゼル(?)がかなり狭く、きちんと傾斜が付いているので自然なスタイルでタイピングをすることが可能となっています。

Magic Keyboardはキーの高さが普通のメカニカルキーボードよりも低くストローク量が短くなっているので軽くタイプするだけでもキーをしっかり押すことができるので軽快に文字入力できるのが特徴です。
ただし、タイピングの感触の好みは個人差があり一概にMagic Keyboardが最高とは言えないのが難しいところ。Apple信者の方でもPFUのHHKBを愛しているユーザーさんも多いですし。
まあ、僕は背の高いキーは苦手なのでやっぱりMagic Keyboardが最高に使いやすい。いろんなキーボードを使ってきましたがやっぱりここに落ち着いています。
裏面は光沢のあるポリカーボネート素材となっており滑り止めが付いているので激しくタイプングしても安定した作業をすることができるようになっています。

電源ボタンは右側の上側面に搭載していて緑色の印が見えている状態が電源ONとなっています。
一度もペアリングしたことがない状態で電源をONにすると自動的にペアリングモードになるので始めて使う時も特に難しい設定なしで使うことができます。

充電はMagic Keyboardの後ろ側にLightningポートが搭載されています。

Magic Keyboardの電池残量はMacなら右上のメニューバーのBluetoothのアイコンの部分で確認をすることができます。充電はiPhoneを充電するのと同じ要領でLightningケーブルを接続してできます。

Magic Mouse 2は充電中は使用不可となってしまいますがMagic Keyboardは充電をしながらも作業できるのはいいですよね。
MacBook Proのバタフライキーボードとの違い
Magic Keyboardは通常のキーボードと同じシザー構造を採用しています。
旧世代のApple Wireless Keyboardから改良されたシザー構造のキーボードなので従来よりもキーの高さが安定性の高いものになっています。

Apple Wireless Keyboardのキーは少しフニャフニャとして安定性に欠けるところがありましたがMagic Keyboardは改善されていて使いやすくなっています。
バタフライ構造のキーボードを採用しているMacBook Pro 13インチ(2018)やMacBook Air(2019/2018)とMagic Keyboardのキーの高さの違いを比較してみました。

こうやって比較するとバタフライ構造のキーボードの高さってめちゃくちゃ低いですよね。
Magic Keyboardは初めてバタフライ構造のキーボードを採用したMacBook(2015)の後に発売されたのでバタフライ構造を採用するのかなと思っていましたが違いました。
バタフライ構造のキーボードは第2世代、第3世代と改良していますが不具合問題は解決できていません。つまり、Appleはハードに使用するMagic Keyboardにはバタフライ構造のキーボードは耐えることができない…ということなんでしょう。
Magic Keyboardは安定性が高くて個人的にはタイピングしやすいです。このキーボードがMacBookシリーズに採用されたら最強なんだけど、薄型を追求しなければいけないMacBookシリーズには厳しいでしょうね。
なお、2019年11月に発売されたMacBook Pro 16インチはバタフライ構造のキーボードを廃止してシザー構造のMagic Keyboardに刷新。MacBook Air、MacBook Pro 13インチもキーボードが刷新されてバタフライ構造のキーボードは廃止となってしまいました。
タイピング音はちょっと騒がしいかも
Magic Keyboardはタイピングはとてもしやすいキーボードですが、音は少し騒がしいと感じるかもしれません。
MacBook Air(2018)に採用されている第3世代バタフライ構造のキーボードは第2世代と比べてタイピング音がかなり静かになっていますが、これよりもMagic Keyboardのタイピング音は大きくなっています。
Magic Keyboardを使用した時のタイピング音です。
第2世代、第3世代のバタフライ構造のキーボードのタイピング音です。
Magic Keyboardは第2世代バタフライ構造のキーボードよりもタイピング音が静かですが、第3世代と比べるとちょっと音が騒がしい感じですが、Magic Keyboardは自宅や職場で使うことが多いのでタイピング音はあまり気にしなくてもいいのかもです。
JIS配列とUS配列の違い
僕はUS配列でないとスムーズにタイピングできないのでUS配列のMagic Keyboardを使っています。
JIS配列のMagic KeyboardがiMac 27インチを購入した時に付属していたので参考までにJIS配列とUS配列の違いを比較してみました。
US配列の方が見た目が美しい…ということは確かに大事なんですけど、そんなことよりも操作性がJIS配列よりもUS配列の方が圧倒的に高いことを重視しています。

JIS配列のMagic Keyboardはホームポジションが左寄りになっているためエンターキーが少し離れています。なので、小指を頑張って伸ばさないとエンターできないのでとても使いにくいんですよね。
しかし、US配列のMagic Keyboardならホームポジションが中央にあるのでエンターキーも自然に押すことができ、タイピングがとてもしやすいんですよね。
これがJIS配列ではなくUS配列を選んでいる理由です。
JIS配列のMagic Keyboardは「スペース」の両脇に「英数」と「かな」が配置されているので言語切り替えをスムーズにすることが可能です。
しかし、US配列の「スペース」の両脇は「command」となっており言語切り替えが「control + スペース」を両押しする必要があります。
ただ、「英かな」や「Karabiner」というアプリをMacにインストールすることでUS配列の「⌘」を「英数」と「かな」と同じ機能に割り当てることができるので全く問題はありません。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
Magic Keyboardの耐久性について
Magic Keyboardは2015年10月に発売されたモデルです。
発売後にすぐに購入したので4年ほど使用して5年目に突入していますが全く壊れることなく快適にタイピング作業をすることができています。
メイン環境のiMac 27インチ VESAモデルでかなり使い込んでいますが、機械的なトラブルはこれまで一度も起きたことはありません。
さすがに印字が剥がれてしまったり傷などはかなり負ってしまってはいますが、動作は全く問題ありません。

キーボードの耐用年数がどれくらいあるものなのかよく分かりませんが、Magic Keyboardの前身であるApple Wireless Keyboardも5年ほど使用してましたが、まだ現役で動作しているので耐久性はかなり高いのかなと思います。
MacでMagic Keyboardを使う方法
Magic KeyboardをMacに接続する方法についてです。
有線・無線(Bluetooth)接続する
Magic KeyboardはOS X 10.11以降をインストールしたBluetooth対応の全てのMacで使うことができます。Macの場合はLightningケーブルを使って接続するだけで使うことが可能となります。

また自動的にペアリングが完了しているので Lightningケーブルを外してもそのまま使うことができます。

なので、わざわざBluetoothの設定画面からMagic Keyboardのペアリング設定をする必要がないのです。初心者に優しいですよね。めちゃくちゃ簡単。
iPadでMagic Keyboardを使う方法
Magic Keyboardはバージョン9.1以降のiOSがインストールされたiPadやiPhoneで使うことができます。
USB-C-Lightningケーブルで有線接続する
2018年モデルのiPad Pro 11インチとiPad Pro 12.9インチはUSB-Cポートが採用されたので、USB-C – Lightningケーブルを使って有線接続でMagic Keyboardを使って作業することができます。

例えば、AnkerのLightning -USB-Cケーブルを使うことで優先でMagic Keyboardを接続することができます。
従来のiPadでもLightning-Lightningケーブル(オスオス)を使うことで接続することが可能です。
ただ、 Lightningケーブルのオスオスってほとんどないので変換コネクタを間に入れるかこちらのケーブルを使う必要があります。とはいえ、iPadで有線接続して作業するメリットはほとんどないと思うので無線で接続して使えばいいのかなと思います。
Bluetoothで無線接続する
iPadでMagic Keyboardを使うには通常はBluetoothで接続することになります。
Magic Keyboardの電源をONにして「設定」→「Bluetooth」を開くと「その他のでデバイス」という項目に「Magic Keyboard」が表示されるので、これをタップしましょう。

「自分のデバイス」という項目にMagic Keyboardが「接続済み」になればペアリング完了です。

キー入力の遅延もなくとても快適に作用することができます。

iPad AirやiPadはSmart Keyboard、iPad Proは専用のSmart Keyboard Folioがありますが高価ですしSmart CoverやSmart Folioと組み合わせで使うのもアリではないでしょうか。
iPad(第7世代)やiPad miniにも使える!
エントリーモデルのiPad(第6世代)はSmart Keyboardを使うことができませんが、Magic KeyboardはBluetoothの接続ができるのでiPad(第6世代)と組み合わせて使うことができます。

もちろん、iPad miniでもMagic Keyboardを接続して作業できるのでリュックの中にiPad miniとMagic Keyboardを放り込んでおいて外でペアリングをしてササッと作業することもできます。
なお、iPad 10.2インチ(第7世代)はスマートキーボードを装着できるようになっています。
まとめ:Magic Keyboardは頼もしいパートナー
僕の作業環境にはMagic Keyboard欠かすことができないパートナーです。メイン環境がMacBook Proの時から愛用していますし、これからも使い続けることになるでしょう。
- 無駄のないシンプルなデザインで使いやすい
- 充電式なので電池交換は必要ない
- 耐久性がかなり高いので長く使える
- 白色なので汚れが見立たない
- MacだけでなくiPadでも使える
Magic Keyboardのテンキーなしは本体カラーがホワイトしかありませんが、手の汚れがキーに付着しても目立たないのもメリットの一つです。
MacBookのバタフライキーボードは黒色でカッコイイんですけど指の汚れが付着したりするので意外と気を使うんですよね…。でも、Magic Keyboardはちょっと手が汚れてても(きたない)タイピングしまくることができるので気分的に楽なんですよね。
また、Magic Keyboardはキーの高さが低いので持ち運びも気軽にすることができるのでカバンの中に放り込んで外に持ち運びも簡単にできます。

これだけ薄いキーボードなのでiPadに適したキーボードはSmart Keyboardは高いと思う方はMagic Keyboardを選ぶのもいいと思います。
- タイピング音が少しうるさい
- Touch IDを搭載していない
2016年以降のMacBook ProにはTouch IDを内蔵したTouch Barを、2018年以降MacBook AirはTouch IDを搭載しているので指紋認証によるロック解除や決済ができます。
しかし、Magic KeyboardはTouch IDがないのでプロ仕様であるiMac ProですらTouch IDを使うことができないというデメリットがあります。いつか対応してくれることに期待ですね。
なお、Logicool MX KEY for MacはUS配列のMac専用のキーボードとなっていてバックライトを内蔵していて、端末を3台切り替えて使うことができるのでiMac 27インチとMacBook Pro 13インチなど複数端末を使ってる方にお勧めです。
iPad ProのSmart KeyboardとSmart Keyboard Folio、Magic Keyboardはこちらをどうぞ。
MacBookシリーズ、iMacはこちらです!是非参考にしてください!
他にも数多くのワイヤレスキーボードを試しているので是非参考にしてください。
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https://www.sin-space.com/entry/amazon-Cyber-Monday-2017iMac 21.5インチ、27インチのどっちを選ぶべきか、どのモデルを選ぶべきかはこちらの記事に詳しく書いています。
テンキーなしのキーボードはカーソルが逆T字配列でないので、カーソルキーを頻繁に使用するブラインドタイピングする人にとっては最悪です。右または上カーソルキーを打鍵しようとしてシフトキーを押すことがかなりの確率であります。最近のMacBook Proではカーソルキーが逆T字配列に戻ったのがよい例。多くのプロユースのカスタマーからの苦情があったのでしょう。コードを書く利用者にとってはカーソルキーの配置はとても重要なのです。