Anker 521 Charger (Nano Pro) レビュー

この充電アダプタが1台あると便利かも!この記事では40W出力2ポートUSB-C電源アダプタのAnker 521 Charger (Nano Pro)をレビューしています。

Anker 521 Charger (Nano Pro) はUSB-Cポートを2つ搭載しiPhone 15iPad mini 6を同時に最大20Wで充電できるコンパクトな充電アダプタです。

1ポートなら最大40Wの出力でMacBook AirなどモバイルノートPCも充電が可能なので1台あると環境をスマートに構築できるので机周りをシンプルにしたい方におすすめです。

ということで、Anker 521 Charger (Nano Pro) をレビューし実際に使ってどうかメリット、デメリットを書いています。スマホとタブレットを同時に充電できる充電アダプタを検討している方は参考にどうぞ!

Anker 521 Charger (Nano Pro) メリット
  • 2台接続で20Wの充電ができるので
  • スマホとタブレットを同時充電できる
  • 1台なら40WでモバイルノートPCも充電可能
  • カラーバリエーションが4色と豊富
Anker 521 Charger (Nano Pro) デメリット
  • プラグを折り畳めない
  • 端末価格が4,790円と割高

Anker 521 Charger (Nano Pro) の特徴

Anker 521 Charger (Nano Pro)
Anker 521 Charger (Nano Pro)
Anker 521 Charger (Nano Pro) の特徴
  • 筐体はポリカーボネート製でポップ
  • USB-C PD(PPS)に対応
  • 最大40W出力で急速充電できる
  • 2ポート使用は(20W +20W)出力
  • プラグは直付タイプ
  • 充電器の大きさ:46 × 35 × 34 mm
  • 充電器の重さ:約85g
  • 端末価格:4,790円(Amazon)

Anker 521 Charger (Nano Pro) は他のAnkerの充電アダプタと違って筐体の素材にはクリアタイプのポリカーボネートを採用しツルツルとした手触りとなっています。本体カラーもホワイト、ブラック、ブルー、パープルの4色から選べます。

Anker 521 Charger カラーバリエーション
Anker 521 Charger カラーバリエーション

ブラック、ホワイトは従来の充電アダプタからある色ではありますが、クリアタイプのポリカーボネートを採用しポップな雰囲気の充電アダプタになっています。

今回レビューしているのはAnker 521 Charger (Nano Pro)のブルーとなっています。

Anker 521 vs Nano Ⅱ 45W
Anker 521 vs Nano Ⅱ 45W

1ポートのNano Ⅱ 45Wと比較すると少し筐体サイズは大きいですが、このサイズ差でUSB-Cポートが二つあるのでスマホやタブレットを同時充電しても2台とも最大20W出力で充電できます。

さらに、1ポートなら最大40W出力ができてMacBook AirなどのモバイルノートPCもしっかり充電できて使い勝手は良好です。

また、Anker 521 Charger (Nano Pro)はUSB-C PD PPS規格に対応。PPS対応機器であれば出力を細かく調整しながら端末に負荷をかけずに急速充電で切るので充電アダプタ自体の発熱を抑えながら充電が可能です。

ただ、端末価格4,790円とPowerPort III Nano 20W(1台:1,780円)を2つ買うよりも高価です。

とはいえ、iPhone 15iPad Air 5など2つの端末を同時充電する場合もコンセント1口だけで使えて電源の少ない環境化で対応できるのは大きなメリットではないでしょうか。

費用を重視するなら1ポートモデルを2つがおすすめ →

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Anker 521 Charger (Nano Pro) レビュー

では、Anker 521 Charger (Nano Pro) を詳しくレビューしていきます。

ポリカーボネート素材の筐体デザイン

Anker 521 Charger (Nano Pro) の筐体はクリアタイプのポリカーボネート素材を採用していて手触りはツルツルとした光沢のある充電アダプタとなっています。

Anker 521 Charger (Nano Pro)  ポップな筐体デザイン
クリアボディでポップな雰囲気

USB-Cを2つ搭載している充電ポート部分はメタリック調のデザインが施されていてポップな雰囲気でありながらも質感の高い感じに仕上がっています。

Anker 521 Charger (Nano Pro) のプラグは直付タイプとなっています。

Anker 521 Charger (Nano Pro) のプラグ
Anker 521 Charger (Nano Pro) のプラグ

プラグを折り畳むことができないので持ち運び用というよりもリビングや書斎、ベッドサイドで使うための充電アダプタとみていいかもですね。

本体カラー、デザインがポップな感じなのでリビングで使うのにちょうどいい普段使いの充電アダプタとして使えそうです。

本体サイズは2ポートなのにコンパクト

Anker 521 Charger (Nano Pro) の充電器の大きさは46 × 35 × 34 mm、重量は84gと40W出力で2ポートに対応している充電アダプタのわりに小さくて軽いです。

Anker 521 Charger (Nano Pro) のサイズ感
Anker 521 Charger (Nano Pro) のサイズ感

Anker 521 Charger (Nano Pro) の筐体サイズをAppleの純正アダプタと比較してみました。

左からAnker 521 → Apple 20W → 30W

iPad Pro 11インチ、12.9インチなどに付属してくるApple 20W USB-C充電アダプタを二つ並べてみてもAnker 521 Charger (Nano Pro) の方が小さいですね。

また、MacBook Airに付属してくるApple 30W USB-C充電アダプタよりも1ポートと比較してもAnker 521 Charger (Nano Pro) の方がコンパクトです。

横並びの一般的な電源タップでもちゃんと使えます。

Anker 521 Charger (Nano Pro) を電源タップで使う
電源タップでもちゃんと使える

Anker 521 Charger (Nano Pro) の本体の横幅は35mmと少しだけ幅はあるので隣に幅のある充電アダプタを使わないなら問題なく使うことができます。

Anker 521 Charger (Nano Pro) の充電性能

Anker 521 Charger (Nano Pro) は以下の出力に対応しています。

  • 15W = 5V × 3A
  • 27W = 9V × 3A
  • 39.9W = 15V × 2.66A
  • 40W = 20V × 2.0A
  • 8.25 – 40W = 3.3V-16V × 2.5A

1ポート接続なら最大40W、2ポート接続なら各ポートで最大20Wに対応しています。iPhone 14 PlusiPad Pro 12.9インチを同時充電しても20Wの急速充電できるのはありがたいです。

実際にAnker 521 Charger (Nano Pro) はどれくらいの出力で端末を充電できるのか、1ポート接続でMacBook Pro 13インチで充電してみました。

macOSのシステム情報では1ポート接続ならしっかり40Wとなっています。

Anker 521 Charger (Nano Pro) でMacBook Pro 13インチを充電

出力は(19.4V × 1.87A = 36W)となっています。

Anker 521 Charger (Nano Pro) 最大出力

MacBook Pro 13インチはApple 61W USB-C電源アダプタが付属してくるのですが40Wほどの出力があれば普通に充電は可能なので代用はできます。

また、Apple 30W USB-C電源アダプタのMacBook AirならAnker 521 Charger (Nano Pro) を使うことで純正アダプタよりも高出力充電ができます。

続いて2ポートです。2台同時充電になると最大出力は20Wになるので基本的にスマホ + タブレットの同時充電となります。

iPad Pro 11インチiPad mini 6の2台を同時充電してみるとiPad mini6が(8.75V × 1.94A = 16.9W)、iPad Pro 11インチが(8.70V × 1.74A = 15.1W)となっていました。

Anker 521 Charger (Nano Pro) でiPad Pro 11インチ、iPad mini6を充電
iPad mini 6とiPad Pro 11インチを充電

iPad Pro 11インチとiPhone 13を同時充電してみると出力は(8.97V × 1.54A = 13.8W)となっていました。

Anker 521 Charger (Nano Pro) でiPad Pro 11インチ、iPhone 13を充電
iPhone 13とiPad Pro 11インチ

充電するタイミングによって出力が変わりますが、2台同時にスマホとタブレットを問題なく充電できる性能を持っているようです。

PPS対応で効率よく充電できる

Anker 521 Charger (Nano Pro) はUSB-C PD 3.0に対応、さらにPPS(Programmable Power Supply)」に対応しています。

Anker 521 Charger (Nano Pro)  PD3対応スマホ
PD3対応スマホ

PPSは電力を供給しているときに電圧と電流を小刻みで出力を調整できるため、効率よく端末の負荷を最小限に抑えられる充電規格です。

従来のPD充電はスマホ側で過剰供給された電力を制御していたため負荷がかかってたのがPPSによって必要な電力をしっかり最適化するため負荷が少なくできます。

対応しているスマホはまだ限定的(Galaxy S21Xperia 5 Ⅲarrows Weなど)ですが、少しずつ対応端末が増えてます。

Anker 521 Charger (Nano Pro) レビュー:まとめ

Anker 521 Charger (Nano Pro)
Anker 521 Charger (Nano Pro)
Anker 521 Charger (Nano Pro) メリット
  • 2台接続で20Wの充電ができるので
  • スマホとタブレットを同時充電できる
  • 1台なら40WでモバイルノートPCも充電可能
  • カラーバリエーションが4色と豊富
Anker 521 Charger (Nano Pro) デメリット
  • プラグを折り畳めない
  • 端末価格が4,790円と割高

Anker 521 Charger (Nano Pro) はUSB-Cポートを2つ搭載した1ポートなら最大40W、2ポートなら20W + 20Wで充電できるアダプタです。

スマホとタブレットの2台をしっかり充電できる出力があるので複数の端末を使ってるならAnker 521 Charger (Nano Pro) を使うことで充電環境をスママートにまとめることができます。

1ポート接続なら最大40W出力とMacBook Airもしっかり充電が可能。とりあえず、この1本持っておけば困ることはないかもですね。

Anker 521 Charger (Nano Pro)はプラグが直付で折り畳みはできません。とはいえ、コンパクトな充電アダプタですし出張や旅行の時に持って行く充電器として使うのもいいでしょう。

また、筐体デザインがオシャレなのでリビングなど見えるコンセントで使う充電アダプタとしてもおすすめです。

端末価格は3,990円と少し高めですがコンセント1口でスマホとタブレット、またはモバイルノートPCの充電が可能なので扱いやすい充電アダプタといってよさそうです。

一つしかポートは必要ないという方はNano Ⅱを選ぶのがおすすめです。