
AirPods・AirPods ProはiPhoneとの相性が非常に良く連携機能が充実しているのでiPhoneじゃないと使えないと思うかもしれませんが、そんなことはありません。
AndroidのスマートフォンでもAirPodsを普通に使うことができるし、一度ペアリングをしてしまえばiPhoneとAndroidを簡単に切り替えできるので使いやすい仕様となっています。
ということで、AirPodsをAndroidスマホで使う方法とバッテリー残量の確認方法について紹介するのでAndroidでAirPods・AirPods Proを使ってみたい方は参考にしてください。
この記事の目次
AndroidでAirPodsを快適に使う方法
Appleの完全ワイヤレスイヤホンは無印のAirPods、ノイズキャンセリング機能を搭載しているAirPods Proの二つのモデルがあります。
どちらのAirPodsもAndroidで使うことができるのでどうしてもAirPodsを使いたいという方も安心してください。
とくにAirPods ProはWF-1000XM3よりもノイズキャンセリングが効くということもあってAndroidを使っている方も気になっている方は多いかと思います。
AndroidスマホとAirPods Proの組み合わせでもノイズキャンセリング機能はしっかりと使うことができるのでiPhoneで使うのと同じクオリティで音楽を楽しむことが可能となっています。
AndroidでAirPods・AirPods Proを設定する
iPhoneとAirPodsの組み合わせならAirPodsのケースの蓋を開けるだけで簡単にペアリングできるので、誰でも簡単にすぐに音楽を楽しむことができます。

Androidの場合ははBluetoothの設定画面からペアリングをする必要があります。なお、AirPodsはBluetooth 4.0以降に対応したデバイスであればペアリングできるので、最近のスマートフォンであれば問題なく使うことができます。
ペアリングの設定方法
AndroidとAirPodsをペアリングするには、最初にAirPodsケースの背面にある丸ボタンを押してペアリングモードに切り替えます。

ボタンを長押しするとケースのインジゲーターLEDが白色の点灯するので、この状態のままAndroidのBluetooth設定画面からペアリングをしていくことになります。
設定アプリを起動し「接続済みのデバイス」→「新しいデバイスとペア設定する」を選択すると「使用可能なデバイス」としてAirPodsまたはAirPods Proの名前が表示します。

ここでAirPodsまたはAirPods Proを選択することでペア設定が完了します。

「利用可能なメディアデバイス」のところに「AirPods」が表記されれば問題なくペアリングができます。
たまにAirPodsと表示されずに識別IDが表示されることがありますが、左に表記されているヘッドフォンのアイコンで判別はできるようになっているので、迷いなくペアリングすることができるかと思います。
iOSとAndroidの切り替えもかんたん
AndroidスマホでAirPodsを使って音楽を再生させるとコントロールセンターにもこのように「AirPods Pro」で再生していることが表示してくれます。

最近ではiPhoneとAndroidをどっちも使っているという方も多いですよね。例えば、Xperia 5 ⅡとiPad Airを使っているという方もいると思います。
iPadで音楽を聴いていて用事ができて外に出てAndroidスマホで音楽を聴くといった感じで端末を切り替えるという場面も出てくるでしょう。
そんな場合も安心してください。AirPodsはiPhoneとAndroidの接続先を簡単に切り替えできるようになっているのでスムーズにAndroidとiPhone/iPadを使い分けることが可能となっています。
iOS → Android に切り替え
iPadからAndroidスマホにAirPodsの切り替えをしてみます。
設定アプリを起動し「接続済みのデバイス」の「以前接続されていたデバイス」にAirPodsが表記されていると思うのでこれをタップすると…

iPhoneとの接続が自動的に切断して、Androidスマホに接続して切り替えすることができます。とても、簡単にiPhone → Androidに切り替えができますね。
Android → iOSに切り替え
AndroidスマホからiPhoneに切り替えも簡単にすることができます。
コントロールセンターを画面上からスワイプして表示させてミュージックアプリのパネルを長押し・強く押して拡大、右上にある切り替えアイコンをタップしてください。

音楽再生ができる接続先一覧が表示されるので、その中にあるAirPodsをタップするとAirPodsまたはAirPods Proをタップ。iPhoneとの接続に切り替わってチェックマークが入ったら切り替え完了です。

iPadも同じ方法で簡単に接続をすることができます。

また、iPhone → iPad、iPad → iPhoneの切り替えも同じ方法で接続し直すことができます。わざわざペアリングをし直す必要がなく簡単にデバイスの切り替えができるのはとても便利ですね。
Androidで使えるAirPodsの機能
AirPods、AirPods ProはAndroidでも普通に音楽再生・通話機能も使えますが、iPhoneで使える機能の一部がAndroidでは使うことができない機能もあったりするので注意をしてください。
音楽再生に関する機能はAndroidでも使うことができます。AirPodsはイヤホンのヘッド部分をセンサーを搭載していて、AirPods Proはスティック部分に感圧センサーを搭載しています。

- 通話機能
- 左AirPod ダブルタップ(次の曲へスキップ)
- 右AirPod ダブルタップ(曲の停止)
- ケースを開けると自動接続
- ケースにAirPodsを戻すと自動切断
- ノイズキャンセリングのON・OFF(AirPods Proのみ)
これらのセンサーを使うことで音楽を停止・再生・スキップさせることが可能となっています。
基本的な操作は問題なく使えるので特に困るといことはなさそうですよね。なお、AirPods Proのノイズキャンセリング機能はセンサーの長押しでON・OFFができるようになっています。
Androidで使えないAirPodsの機能
Androidだと使うことができない機能もあります。
- AirPodsの脱着による自動停止と自動再生
- イヤホン操作の細かい操作設定
- AirPodsのバッテリー表示機能
- Googleアシスタントの起動
AndroidでもAirPodsのケースを開くことで自動的に接続するのですぐに使うことができます。また、ダブルタップで曲をスキップもできるのでiPhoneで使う時と同じ感覚でAirPodsを使うことができます。
ただし、操作の割り当てを細かく設定することはできないのと、バッテリー残量が分からない、Googleアシスタントの呼び出しをすることができないというデメリットがあります。
Androidでもバッテリー表示をする
でも安心してください。AndroidでもAirPodsのバッテリー残量を確認することができるアプリ・AirBatteryが無料で使うことができます。

インストールをするとホーム画面にアイコンが表示されるので、AirPodsがペアリングされた状態の時にアプリを起動するだけでAirPods本体とケースのバッテリー残量を確認することができるようになります。

無料版は広告が表示されますが、課金で広告を非表示にできるので、Androidユーザーなら課金してしまってもいいのかもしれませんね。
なお、Googleアシスタントの呼び出しについてもAssistant Triggerというアプリをインストールすることで使うことができるので音声アシスタントをフル活用したい方は使ってみてください。
Android + AirPodsのノイキャン性能・音質

AndroidとAirPods・AirPods Proの組み合わせで音質やノイズキャンセル機能がどうなるのか気になる方も多いかと思います。
ノイズキャンセリング機能
AirPods Proといえばノイズキャンセリング機能ですがAndroidスマホでもAirPods ProのノイキャンをONにして不快なノイズ音を消し去ることができます。
ノイキャン性能もiPhone 11 Proと組み合わせたときと同じレベルとなっているので安心して使うことができますよ。
AirPods Proのスティック部分に搭載している感圧センサーを長押しすることでノイズキャンセリング機能 → 外部音取り込み機能への切り替えが可能となっています。
Androidの画面上での切り替えはできないのでAndroidでは感圧センサーは大切な機能となっています。
iPhoneとAndroidの音質の違い
AndroidスマホとAirPods・AirPods Proの組み合わせたときの音質はiPhoneと接続しているときと音質が若干異なります。
基本的には端末そのものの音質に変わるといっていいのかな。iPhoneとの組み合わせだとフラットで中音のボーカル域が聞きやすい音質になっているのに対して、Pixel 5やXperia 5 Ⅱだと中音が少し抑えられてメリハリのある音質に変化します。
どちらがいい音かは人それぞれなので難しいところですが、Androidなら無料で配布されているイコライザーがたくさんあるので音質の調整はしやすいのではないでしょうか。
ちなみに、iPhoneもiOS 14より音質の調整ができるようになったので好みの音質に設定しやすくなっています。
Androidで使った時のバッテリー駆動時間
AirPodsをiPhone SEで使用した時は5時間ほど音楽を聴くことができましたが、AirPodsとAndroidスマホの組み合わせだと、どれくらいのバッテリー持ちなのか気になったので確かめてみました。

Apple Musicを再生していたのですが、約3時間でバッテリー残量は35%になってしましました。そこから1時間ほど放置し再び使用した結果…

4時間ほどでバッテリーが切れました。放置した時間がなければもう少し長く音楽を聴くことができたかもしれませんがiPhoneで使用するときよりも少しだけバッテリーを消費しているような印象を受けます。
やはり、AirPodsはiOSデバイスとの連携で最大限のパフォーマンスが出るように調整されているのかもしれません。
AndroidでAirPodsを使う方法:まとめ

AirPods・AirPods ProはAndroidで使うと一部機能を使えません。
しかし、ペアリングしておけばケースを開けるたびに自動接続でき、AirPodsをケースに戻すと自動切断するといった基本機能は使うことができるので、思っていた以上に快適にAndroidスマホでもAirPodsを使うことができます。
AirPods Proならノイズキャンセリング機能や外部音取り込み機能も普通に使うことができるので、Androidスマホを使ってるけどノイキャン性能が気になるという方も安心して使うことができるでしょう。
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AirPodsの便利な使い方についてこちらの記事に書いています。
質問なんですが、AirPodsをiPhone以外の端末で接続した時、
電話がかかってきたときはダブルタップで電話に出ること、または電話を切ることは可能でしょうか?