新型AirPods2 スペック・音質などレビュー

AirPods(第2世代)が2019年3月20日に発売しました。

AirPods(第2世代)はH1チップを搭載し充電ケースがワイヤレスに対応しワイヤレス充電対応のケース「Wireless Charging Case for AirPods」は単体でも購入できるので、AirPods(第1世代)を使っている方も完全ワイヤレス体験をすることができます。

ここでは、AirPods 2のスペック・使い勝手・音質・遅延についてレビューしているのでAirPodsを検討している方は参考にしてください。

ノイズキャンセリング機能に対応したAirPods Proもあります。外の雑音を消し去りたい方はこちらを選びましょう。

AirPods 2 特徴・おすすめポイント

基本的なデザインは初代AirPodsと同じで変わったところはありません。とくにイヤホン本体のデザインは全く同じなので混ぜてしまうと区別できなくなってしまいますね。

AirPods 2 ワイヤレスケースとイヤホン本体
左:ワイヤレスケース、右:AirPods 2 本体

AirPods 2はイヤホン単体は全く同じスタイルですが、音質が少しだけ向上していてHey!Siriによる音声操作ができるようになって、さらにデバイスの切り替え速度が2倍高速となっています。

AirPods 2の新機能
  • 音質が少し良くなっている
  • H1ヘッドフォンチップを搭載へ
  • Hey!Siriでの音声操作が可能に
  • 通話のバッテリー駆動時間が長くなった
  • デバイスの切り替えが2倍高速に
  • ゲームのレイテンシが最大30%低減
  • ケースがワイヤレス充電に対応
  • 端末価格:22,800円
  • 発売日: 2019年3月26日

また、レイテンシが30%低減して映像と音の遅延が少なくなったのでYouTubeの動画やゲームで画面と音がズレにくくなり、違和感のないサウンドを楽しむことが可能となっています。

また、接続安定性も向上していて音飛びがしにくくなっているので全体的な安定感は向上しています。

旧型のAirPodsからAirPods 2への乗り換えは微妙ですが、AirPodsはバッテリーがヘタってくる頃合いなのでAirPods 2に新調するのはアリではないでしょうか。

AirPods(第2世代)レビュー

AirPods2のデザインは初代と同じ

AirPods(第2世代)は初代AirPodsと全く同じインナーイヤー型のワイヤレスイヤホンとなっています。

AirPods(第2世代)とAirPods(第1世代)
左:AirPods(第2世代)、右:AirPods(第1世代)

デザインも全く同じで違いがないので混ざってしまうとどれが第2世代なのか判別できませんが安心してください。違う世代のAirPodsをケースに収納すると「AirPodの世代の不一致」と表示するので掛け違いで使うことはありません。

世代の違うAirPodsをケースに入れると
違う世代のAirPodsを入れると警告が表示

AirPodsはいわゆるうどん型イヤホンで今では使っている人も多くなったのでかなり見慣れましたよね。

AirPods2
AirPods(第2世代)

耳の奥までイヤホンを装着するカナル型のイヤホンと違ってインナーイヤー型のAirPodsは密着感が少なく疲れにくいのが特徴です。

周囲の音も聞こえるのでAirPodsを付けたまま会話することもできるので普段使いすることができます。ただし、音漏れするので満員電車には気をつけましょう。もし、音漏れがきになるならAirPods Proがいいのかも。

H1ヘッドフォンチップを搭載

AirPods(第2世代)は新しく開発されたH1ヘッドフォンチップを搭載していAirPods単体で様々な操作をすることができるようになっています。

AirPodsの機能
  • 耳に装着すると自動ペアリング
  • 耳から外すと曲が停止する
  • 2回タップで曲をスキップ、またはSiriを起動
  • シームレスに別デバイスに切り替えができる

W1チップを搭載していたAirPods(第1世代)も同じように操作できましたが、AirPods(第2世代)は新しく開発されたH1ヘッドフォンチップを搭載したことでさらに出来ることが多くなっています。

Hey!Siriで操作可能に

H1チップを搭載したAirPods(第2世代)は「Hey!Siri」と声で音声アシスタントSiriを呼び出すことができるようになりました。

AirPods(第2世代)はHey!Siriに対応
AirPods(第2世代)はHey!Siriに対応

電話をかけるときは「Hey!Siri、○○に電話して!」と声をかければOKです。音量を上げるときも「Hey!Siri、音量上げて!」と声をかけて簡単に操作が可能となっています。

接続が速くなって安定性向上

H1ヘッドフォンチップを搭載したAirPods(第2世代)は、iPhoneなどのデバイスとのワイヤレス接続の速さが高速になって接続安定性も向上しています。

AirPods(第2世代)接続性能
  • デバイスの切り替え:最大2倍高速に
  • 電話の通話接続:1.5倍高速に
  • ゲームのレイテンシ:最大30%低減

AirPods(第1世代)もデバイスの切り替えや通話切り替えなど十分すぎる速度がありましたが、AirPods(第2世代)はさらに快適になっています。

とくにデバイスの切り替え速度が高速化していてiPhoneからiPadに切り替えをしたいときストレスなくできるのが素晴らしいところです。

試しに、AirPods(第1世代)をiPhone XS MaxからiPhone 8への切り替えは約4秒〜8秒、iPhone 8からiPhone XS Maxへの切り替えは約6秒〜10秒で、もっと時間がかかることがありました。

H1チップを搭載しているAirPods(第2世代)は確かに接続切り替えのスピードが向上しています。

切り替えが速度が少しだけ速くなっています。

接続切り替え速度の違い
モデルAirPods(第2世代)AirPods(第1世代)
iPhone XS Max → iPhone 8約3秒〜7秒約4秒〜8秒
iPhone 8 → iPhone XS Max約3秒〜7秒約6秒〜10秒

数秒の差ですが間違いなくAirPods(第1世代)よりもAirPods(第2世代)の方がデバイスの切り替え速度が向上しており、頻繁にデバイスを切り替えることが多い方はAirPods(第2世代)で快適になること間違いなしでしょう。

映像と音声の遅延が改善

ゲームのレイテンシーは画面に対して音声がズレてしまう現象でAirPods(第1世代)は画面と音のズレが少しあったのでAirPods(第2世代)で遅延が改善されているのはかなり大きい改善点です。

ちなみに、AirPods(第1世代)のレイテンシーも優秀で、動画を見るくらいならあまり遅延は気になるレベルではなかったのです。ただ、タイミングが重要な音ゲーは画面と音がズレてプレイしにくい場面があったんですね。

AirPods(第2世代)はH1チップを搭載したことでレイテンシーが30%改善して遅延はほとんど気にならないレベルにまで改善したのでAirPodsをしてゲームを快適に楽しむことができます。

シビアなプレイが求められるゲームに関してはまだまだ改善の余地はあるのかもしれませんが、普通に遊ぶ分においては特に問題はないのかなと感じます。

また、YouTubeの映像と音ズレはほとんどなくなったので自然に動画を楽しむことができるようになっていますよ。

音質が向上している

AirPodsの音質は賛否分かれるところではありますが、個人的には現行のAirPods(第1世代)も十分な音質となっていて、そこそこの解像感があってフラットな音質なので長時間音楽を聴くことができるイヤホンでした。

内部構造が刷新して低音域のレスポンスが向上して音質が向上している噂されてましたが、GIZMODOさんの記事によると内部構造は全く同じで音質は変わっていないそうです。

構造が同じなら音質は同じなのかというのも納得ですが、メインチップがW1からH1に刷新されているのでチューニングが改善されて音の違いがあってもいいのではないか?

そう思って実際にAirPods(第2世代)とAirPods(第1世代)の音を聞き比べしてみたところ…

AirPods 2 イヤホン部分
AirPods 2は音質が良くなってます

AirPods(第2世代)は音質が良くなっていたのです。AirPods(第1世代)と何度も聴き比べしましたが間違いなく音質が向上しています。一つ一つの音がしっかり鳴り全体的に解像感が増してメリハリのあるサウンドになっています。

ただし、AirPods(第1世代)は単純に経年経過でスピーカー部分がヘタっていてAirPods(第2世代)の方が音質が良く聞こえるだけの可能性もあります。

(追記:やはり、AirPods2は音質が向上していますね。何度も第1世代と聴き比べを繰り返してみましたがAirPods2の方が音がイキイキしていて躍動感があります。)

通話音声はクリアで会話しやすい

AirPods 2はノイズキャンセリング機能に対応すると噂されていました搭載されていません。

音声通話に関してはAirPods(第1世代)もW1チップと音声加速度センサーを内蔵することで声を認識してビームフォーミングマイクと連携してノイズを取り除いてくれる機能が搭載されていてかなりクリアな音声で通話することができます。

AirPods(第2世代)も性能向上したH1チップとビームフォーミングマイクを搭載しているのでクリアな通話ができます。

なお、2019年10月30日にノイズキャンセリング機能を搭載したAirPods Proが登場しました。音質も向上しているプロモデルとなっているので音にこだわるならAirPods Proがいいかもです。

接続可能範囲は向上している

AirPods(第1世代)はBluetooth 4.2に対応していましたが、AirPods(第2世代)はBluetooth 5.0に対応し、接続性能が向上しています。

Bluetooth 5.0は2016年モデルのiPhone 8iPhone 8 PlusiPhone Xより対応し、iPad Pro 11インチ・12.9インチApple Watch 4がすでにBluetooth 5.0に対応しています。

Bluetooth 5.0になることで4.2よりも通信速度が2倍になり接続範囲が4倍にすることができるもの。実際に試したところAirPods(第2世代)の接続範囲は少しだけ向上していました。

AirPods(第2世代)接続範囲

AirPods(第1世代)では我が家の2階北側にiPhoneを置いて1階南側に行くと接続が切れていましたがAirPods(第2世代)はたまに接続が切れますが問題なく音楽を楽しむことができました。

こんなに離れて音楽を聴くことはほとんどありませんが、AirPods(第1世代)よりも性能が向上しているのは間違いないでしょう。

通話のバッテリー持ちが向上

Airpods(第2世代)はH1ヘッドフォンチップを搭載することで連続通話時間の性能が向上しています。

AirPods バッテリーの持ち
 第2世代第1世代
再生時間最大5時間、ケース併用で24時間最大5時間、ケース併用で24時間
通話時間最大3時間、ケース併用で18時間最大2時間、ケース併用で11時間

音楽の再生時間は第1世代と変わりありませんが、通話時間がケースなしで最大1時間もバッテリー駆動時間が長くなっているので電話をAirpodsを使ってすることが多い方は第2世代に乗り換えるメリットは大きいのではないでしょうか。

実際の音楽再生時間

AirPods(第2世代)の実際の音楽再生時間を計測してみたところ4時間30分ぶっ続けで音楽を聴いたところバッテリー残量は100% → 13%となりました。

AirPodsの充電時間
AirPods(第2世代)4.5時間で100% → 13%に

ちょっと時間がなくて4.5時間で音楽を聴くのをやめてしまいましたが、フル充電状態ならAppleの公式スペックである5時間ほど使うことができそうですね。

AirPods(第2世代)充電ケース レビュー

充電ケースがワイヤレス充電に対応

AirPods(第2世代)は充電ケースをワイヤレス充電ができるタイプ(Wireless Charging Case for AirPods)とできないタイプ(Charging Case for AirPods)のどちらかを選ぶことができるようになっています。

AirPods ワイヤレス充電ケースと充電ケース
左:ワイヤレス充電ケース、右:ケーブル充電ケース

サイズやデザインの違いはありませんが、背面上部にある金属が光沢のあるものからマットなものに変更されていて、ペアリング用のボタンが少しだけ上に移動しています。

AirPodsの充電ケースの違い
左:ワイヤレス充電ケース、右:充電ケース

LEDインジゲーターの位置が変更されており、通常の充電ケースは内部にLEDがあるのに対してワイヤレス充電器は外側にLEDがあって蓋を閉じた状態でも確認することができるようになっています。

AirPods ケースの違い
左:AirPods(第2世代)、右:AirPods(第1世代)

AirPodsのワイヤレス充電ケースのワイヤレス充電はQiに対応していてサードパーティ製の充電パットで充電することができます。例えば、Ankerのワイヤレス充電器・Anker PowerWave 7.5 Padを使えばAirPodsを置くだけで充電が可能に。

AirPodsをワイヤレス充電する
AirPodsも置くだけで充電できる

充電ケースをワイヤレス充電器の上に乗せるだけで充電できるのですからとても便利ですよね。

発売が予定されていたApple純正のワイヤレス充電器のAirPowerはどうなったのでしょうかね…。(AirPowerは開発を中止することが発表されました…。残念。)

ワイヤレス充電ケースの充電時間

AirPodsの充電ケースはどれくらい充電速度があるのか試してみました。

ケースのワイヤレス充電速度
  • 1時間で約40%充電

充電速度はケーブルほど速くはありませんが急がないのならワイヤレスで充電して使うのもいいでしょう。

ワイヤレス充電器はiPhoneのワイヤレス充電と併用して使えるのでテーブルの上からケーブルを減らすことができるのでテーブルの上をスッキリさせることが可能となっています。

AirPods(第2世代)の発売日と価格

AirPods(第2世代)は2019年3月26日に発売しました。突如のサイレントアップデートでAirPods(第2世代)が発売されて驚きましたね。

AirPods 2の本体価格は従来の充電ケース版で1,000円の値上げとなっており、ワイヤレス充電に対応したケースだとさらにプラス5,000円となります。

AirPods ラインナップ
AirPodsの価格
  • AirPods(第1世代):16,800円
  • AirPods(第2世代):17,800円
  • AirPods(第2世代)ワイヤレス充電ケース:22,800円

新しくなったH1チップを搭載し接続性能が向上しているので1,000円の値上げは仕方ないのかな?(米国価格は同じなので為替レートによる値上げの可能性があるようです。)

というか、他メーカーの音の良いワイヤレスイヤホン(Jabra、BOSE、ゼンハイザー)は2万円〜3万円します。AirPodsもそれくらい値上げしてもいいからもっと音質が良いモデルが個人的には欲しいですね。

AirPods(第2世代)レビュー・評価のまとめ

AirPods(第2世代)は完全ワイヤレスで音楽を楽しむことができるワイヤレスイヤホンで、iPhone・iPad・Macとの相性は抜群なので、Apple製品を使っているならおすすめです。

AirPods(第2世代)の良いところ
  • フラットでボーカルが聴きやすい音質
  • Apple製品との相性が良くて使いやすい
  • 接続性能が高くて都会でも音が飛びにくい
  • 充電ケースがコンパクトで持ち運びしやすい
  • ワイヤレスでケースを充電できる

フラットでボーカルが聴きやすく、長時間使っても疲れにくい音質なので普段遣いのワイヤレスイヤホンとしておすすめです。AirPodsの充電ケースはとてもコンパクトなので持ち運びに困ることのないのも良いポイントですね。

AirPods(第2世代)の惜しいところ
  • 音漏れしやすい
  • 価格が少し高い

AirPodsは開放型イヤホンなので音漏れしやすい構造となっています。これは仕方ないところですが、満員電車に乗ることが多い方は少し注意ですね。また、価格も少し高いです。

ノイズキャンセリングを搭載しているAirPods Proとの価格差は5,000円ですし、少し考える価格ですよね。

AirPods → AirPods 2に乗り換えるほど?

AirPods(第2世代)とAirPods(第1世代)
左:AirPods(第2世代)、右:AirPods(第1世代)

正直なところAirPods(第1世代)からAirPods(第2世代)への乗り換えは代わり映えはしません。接続性能は向上してるけど、買い換えたからといって感動を味わうことはできないかもしれないですね。

ただ、AirPods(第1世代)は2016年に発売したモデルなので初めの頃に購入した方はバッテリーが厳しくなってきているのでAirPods (第2世代)に乗り換えるのはいい時期に来ているのではないでしょうか。

ここ数ヶ月前にAirPodsを購入してしまった人で普通に満足しているなら新型AirPods 2に乗り換える必要はないでしょう。現行のAirPodsでも十分に音質は良いですし、iPhoneを使ってるならどこのワイヤレスイヤホンよりも使い勝手は上です。

また、個別で「Wireless Charging Case for AirPods」を追加購入することができるのワイヤレス充電がしたいのならオススメです。

もし、現行のAirPodsで付け心地・音質に満足していないとしたらAirPods自体合っていないのかもしれないので、別の高級ワイヤレスイヤホンを選んだ方がいいと思います。

個人的におすすめなのがSONY WF-1000XM3Jabra elite 75tです。

Boseのワイヤレスイヤホンも付け心地が良くていいですね。

カナル型イヤホンなのに歩いても足音がボワンボワンと耳鳴りしないのでめちゃくちゃ快適です。

個人的にはAirPods(第1世代)でかなり満足してしまっていましたが、H1チップを搭載したAirPods(第2世代)が発売されてすぐに購入してしまいました。

ワイヤレス充電に対応したケースに目が行きがちですが、AirPods2は接続性能やレイテンシーが改善、音質も良くなっているのでAirPodsを購入して1年以上経過しているなら新調してもいいでしょう。

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