
MacBook Air・Pro、iMacは長く使ってるとファイルが増えてストレージ容量の空きが少なくなってきますが、macOSはストレージの管理機能を搭載しててい簡単に不必要なデータの削除をしてストレージ容量を増やすことができます。
ここでは、macOSのストレージ管理画面からファイルを削除してMacのストレージ容量を増やす方法を紹介しているので、Macの空き容量が少なくなってきた方は参考にどうぞ。
この記事の目次
Macのストレージ空き容量を増やす方法
今回Macのストレージ容量の削減をしたのは、MacBook Pro 15インチの512GBの容量を搭載したモデルとなってます。
すでに、利用可能容量約87GBと空き容量が少なくなっています。この画面は上部メニューバーの「(Apple)メニュー」→「このMacについて」→「ストレージ」から確認することができます。

macOS Sierra 10.12より新たに「管理」という項目が追加されて、ここから必要のないファイルなどをじゃんじゃん削除していくことになります。
画面の見方としては左メニューに各項目別に消費している容量が表示されているので、ここの数字をいかに少なくすることができるかが、Macの空き容量を増やすことができるかがポイントとなっています。

「iCloudに保存」や「ストレージの最適化」を有効化することでストレージの空き容量を増やすこともできますが、「iCloudに保存」は有料プランに加入してないと効果が出ないので、ここでは省略します。
もし、iCloudの有料プランに加入してるなら試してみる価値はあるでしょう。
不要なファイルを削減
まず、最初に「不要なファイルを削減」からいらないファイルを削除していきます。
ストレージ管理画面の「不要なファイルを削減」の「ファイルを確認」か、左メニューの「書類」を選択するとデータサイズの「大きいファイル」をまとめて確認することができます。

ファイル名をカーソルで撫でると「×」マークが右側に表示されるので、クリックするとデータが削除されます。ただし、通常の削除と違って取り消すことができないので注意が必要です。

意外と使っていないファイルが発見できるので、必要なければサクッと削除してしまいましょう。
項目の「ダウンロード」を選択することでダウンロードフォルダに格納されているファイルを確認できます。

ダウンロードファイルは比較的必要のないデータが格納されていることが多いですね。こちらも必要ないファイルはサクッと削除をしてしまいましょう。
iOSデバイスのバックアップデータを削除
iPhone/iPadをLightningケーブルで接続するとバックアップされていることがあります。一度でもMacとiPhone/iPadを接続している場合はiOSのバックアップデータやソフトウェアアップデータがMacの中に存在している可能性が高いです。
左メニューの「iOSファイル」を選択することでiOSファイルを確認することができます。

いつの間にか35.8GBもの膨大なiOSファイルが存在していました。ちょっとビックリです。必要があるデータであれば残しておくべきですが、必要がないならサクッと全削除します。
「command + A」で全選択して「delete」をタップすることで全削除することができません。もちろん、この操作を取り消すこともできませんので注意です!

35GBの容量が一気に減らすことができるのは大きいですよね。iPhoneのバックアップデータは必要ですが、iCloudとかでもある程度バックアップできるので活用してみてはどうでしょうか。
アプリケーションを削除
左メニューの「アプリケーション」から同じ要領で使ってないアプリを削除しましょう。
長年使っていると昔使っていたけど今は使わないアプリが出てきます。アップデートすることで旧バージョンのアプリが残っていることもあるのでそのようなアプリもサクッと削除するのがおすすめです。
ちなみに、Adobe PhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブアプリのメジャーアップデートは新規のアプリがインストールされるので旧バージョンのアプリはそのまま残ってしまいます。
Abobeの製品群を長く使用している人は確認するのがいいでしょう。
音楽のダウンロードファイルを削除
左メニューの「iTunes」ではiTunesでダウンロードしたファイルを確認することができます。

macOS Catalina以降はiTunesが廃止となり「ミュージック」になっています。

macOS Catalinaは楽曲の表示がしないようですね。削除はこの画面から行うことができずミュージックにアクセスして削除する必要があります。
必要ない削除するミュージックを右クリックして「ライブラリから削除」することで曲を削除することができます。

これでミュージックの容量が格段に減りました。

まあ、音楽データの場合は必要だからダウンロードしてるわけだから、しっかりと精査して必要なデータなのか判断するのがいいでしょう。
メールの添付ファイルを最適化
左メニューから「メール」を選択するとiCloudメールの添付ファイルをダウンロードするかどうかを設定する項目が出てくるはずなのですが、このMacBook Pro(2013)ではなぜか出てきませんでした..。

MacBook Pro 15インチ (2016)で確かめると「最新の添付ファイルのみをダウンロード」という項目を選択できました。

これを有効にすると最新のメールの添付ファイルだけダウンロードされるようになり、古いメールの添付ファイルは削除されます。

約1GBの容量削減に成功です。ということは機能を有効化することができなかったMacBook Pro(2013)は約7GBの容量を削減することができたかもしれないということですね。
写真アプリのライブラリを最適化
写真Appのライブラリの容量も気付いたら肥大化しているデータファイルの一つですね。MacBook Pro(2013)も約40GBもの写真ファイルが存在していました。

iCloudフォトライブラリを使用しiCloudに写真データを保存している人は「フォトライブラリを最適化」をクリックして有効化しましょう。

ただし、この方法はいずれMacの空き容量が少なくなった時に自動的に写真ファイルを縮小圧縮してデータ容量を削減するという機能で即効性がありません。
今すぐ容量を削減したという人はFinderの「ピクチャフォルダ」にある「写真Library」をゴミ箱に入れて…

ゴミ箱から削除しましょう。

ちゃんとフォトライブラリに写真データがアップロードされていることを確認してから実行してくださいね。本当にMac本体から写真データが綺麗さっぱり消えるので。
「写真Library」ファイルがない状態で写真Appを起動します。すると、Library.photoslibraryのシステムファイルが見つかりませんという項目が表示されるので「ほかを開く」を選択します。

「新規作成」を選択して新しい写真ファイルを作成します。。

デフォルト名の「写真ライブラリ」のまま「OK」を選択します。

次に上部メニューの「写真」→「環境設定」を選択し…

「一般」→「システムフォトライブラリとして使用」をクリックします。

これで新しく作成したフォトライブラリのファイルと写真Appが使用するファイルを紐付けさせることができます。
次に「iCloud」のタグから「iCloudフォトライブラリ」にチェックを入れて…

「Macストレーズの最適化」にチェックを入れます。

これでMacのストレージには縮小圧縮したデータの小さい写真データが自動的にダウンロードされることになり、約40GBあったファイル容量が約8GBまで削減することができました。

ちなみに削除直後は66MBまで削減されますが、iCloudフォトライブラリから写真ファイルが自動的にダウンロードされるので最終的に8GBという容量に落ち着きました。

オリジナルの写真データはiCloud上の写真Appに格納されているので、必要な時にMacの写真Appから写真を選択することでダウンロードできるので安心ですよ。
ただし、この技はiCloudの無料(5GB)枠で使用するのは厳しいので、最低でも月額130円(50GB)のiCloud Driveの契約が必要となります。
もしiCloud Driveの有料プランには入りたくない場合は外付けSSDに「ピクチャフォルダ」にある「写真Library」を移行させて、外付けSSDに紐付けさせるという方法があるので膨大な写真データで悩んでいる人は試してみてください。
ゴミ箱を空にする
「ゴミ箱」を空にしましょう!いつも通り「ゴミ箱」から「ゴミ箱を空にする」をしてもいいですし、ストレージ管理画面を開いているのであれば、ここから空にしてもいいと思います。

もちろん、この作業も取り消すことができないので注意です!

以上でストレージの整理は終了です。この時点で利用可能容量が約87GBだったのが100GBも増えて約186GBになりました!

セーブブートでキャッシュをクリア
macOSにはセーフブートと呼ばれるモードで起動ができますが、この時に自動でmacOSが蓄えているキャッシュを削除してくれるので、セーブブートで起動させるだけでストレージ容量を増やすことができます。
セーフブートを起動させるには電源が切れた状態で、電源ボタンを押した直後に「shift」キーを押すことで起動ができます。セーフモードになると上部メニューバーに赤字で「セーフモード」と表示されます。

キャッシュされている容量にもよるのかもしれませんが、セーフモード起動まで時間がかかりますが、起動したら電源を落として再起動させることでいつも通りMacを使うことができます。
キャッシュを削除した後なので少しだけ起動速度が遅いと感じるかもしれませんが、定期的にセーフブートをしてキャッシュを削除させた方が良いかもですね。
容量がどれくらい削減することができたのかをみていきましょう。こちらがセーブブート起動前のストレージ容量。

セーブブート起動後のストレージ容量。

3GB程の容量が増えました。でも、しばらく放置してると利用可能容量が減っていきセーフブート前よりも容量が減ってしまいました。

結局のところセーブブート前と同じ約186GBの利用可能容量になったので一時的に容量を減らせるくらいのものと思っていた方がいいのかも。セーブブートは不具合が解消されることもあるので定期的にセーフブートをして損はなさそうです。
Macのストレージ空き容量を増やす方法:まとめ
macOS Sierra 10.12から搭載されたストレージの管理機能が搭載されて、最新のmacOS Catalinaでも使うことができます。今までは容量の大きいファイルの検索は「スマートフォルダ」から実施するしかなかったので、ストレージ管理の昨日は地味に便利ですね。
iMac・MacBookの容量・選び方はこちらをどうぞ。
iMacとMacBook Proの違いはこちら。
Macの設定についてはこちらをどうぞ。
コメントをどうぞ!