
Apple Wacth Series 4(アップルウォッチ4)はApple Watchが発売されてはじめてデザインに手が加えられたモデルです。
本体サイズをあまり変えずに画面が大きく、スタイリッシュなデザインになったApple Watch 4の姿を見て一目惚れ!速攻で予約してApple Wacth Series 4を手に入れました!
ここでは、Apple Wacth 4とApple Wacth 3の違いも含めてデザイン、スペック、使いやすさについて比較レビューしていくのでどっちを購入するか迷っている方は参考にしてください。
なお、Apple Watchを使うにはiPhoneが必要となります。iPhoneも合わせて購入するならこちらの記事を参考にどうぞ。
この記事の目次
Apple Watch 4 特徴・進化した点
Apple Watchは今では手首に付けていないと落ち着かないくらい生活に必要なデバイスになっています。時間の確認はもちろんですがメールやメッセージの着信をiPhoneを取り出すことなく確認できるのはとても便利です。
- 時間を確認できる(あたりまえ)
- メッセージやメールの通知をすぐに確認、返信できる
- 歩数、心拍数を自動的に取得できる
- Apple Payの支払決済ができる
- Macのロック画面解除ができる
- 地図アプリのナビゲーション機能が便利
- AirPodsとの相性が良い(手元で楽曲確認、操作ができる)
Apple Watch 4は画面が大きくなり操作性が改善されて使いやすくなっています。Apple Watch 4の発売により旧型となったApple Watch 3の価格が値下げし販売が継続していますが、せっかく買うならApple Wacth 4がおすすめです。
- 画面が大きくなって見やすくなった
- スタイルが格好良くなった(個人差あり)
- S4チップの性能が向上して動作が快適に
- 心電図の計測が可能に(日本は非対応)
心電図の計測が日本でも出来るようになったら機能の違いはありますが、現時点では日本版のApple Watchは基本的にApple Watch 3もApple Watch 4も出来ることは同じです。
Apple Watch 4は画面占有率が高くなったことで本体サイズの肥大化を抑えつつ画面の大型化に成功し動作速度が大きく向上した使いやすいデバイスに進化したと理解していただければいいでしょう。
ちなみに、Apple Watch 4のアルミケースはGPSモデルのみとなっていて、Apple Watch 4のステンレスケースはGPSモデルとセルラーモデルを選ぶことができるようになっています。
Apple Watch 4 レビュー・評価
パッケージデザイン・付属品
今回購入したApple Watch 4は40mmサイズのGPSモデルです。
- GPSモデル
- アルミニウム・スペースグレイ
- 40mmサイズ
- ブラックスポーツループ
Apple Wacth 3の時はセルラーモデルを買いましたがセルラー機能を使ったのは物珍しい最初だけで後半はほぼセルラー機能を使わなかったので、今回のApple Watch 4はGPSモデルにしました。
GPSモデルとセルラーモデルのどっちを選ぶべきかはこちらの記事(→Apple Watch 4はセルラーモデル・GPSモデル どっちを選ぶべきか?)で詳しく書いているので、ぜひぜひ参考に!
Apple Wacthは世代やモデルによって梱包形態が異なるのでどんなパッケージになっているのかも楽しみの一つでもあります。Apple Wacth 4のGPS・アルミニウムモデルは横長のパッケージが採用されているようですね。

このパッケージを見てどうやって開けるのか分からなかったのですが、下面にある丸いリングを引っ張ることで開封することができるようになっています。

風呂敷のようにパッケージを開封していくと…

なにこれ…めちゃくちゃオシャレ!

Apple Watchのパッケージの下にスポーツループバンドがありました。これだけでテンションが上がります!
Apple Wacthのパッケージの箱を開けていくと…なんか黒い物体が!

なんと、Apple Wacthの本体は手触りの良い小さな黒いケースに包まれています。

Series 3まではiPhoneと同じ半透明フィルムに包まれてたと思うのですが、Series 4はたったこれだけの違いですが高級感が増したように感じますね。開封でこれだけテンションが上がるのは久しぶり。
Apple Wacthの「Designed by Apple in California」の下に電源アダプタやワイヤレスの充電器などが収められています。

充電アダプタと充電器は初代のApple Watchから基本的に変わっていないので、旧型のApple Watchを使っている方は、Series 4の充電器をわざわざ出すことなくそのまま使うことができます。
Apple Wacth 4 外観デザイン
Apple Wacth 4の裏蓋とセンサー
Apple Watch Series 4の裏蓋は全てのモデルで全面セラミックとサファイアクリスタルを組み合わせたものが採用されています。
Series 3はアルミニウムケースモデルは複合材が採用されておりチープ感がありましたが、Series 4は裏蓋にもこだわっており高級感を感じることができます。

Apple Watch 4は心拍センサーにプラスして電気心拍センサーによる心電図計測することができるようになっており、センサー数を大幅に増やすことで様々な計測を正確にすることができるようになっています。
- Apple Watch 3:光学式心拍センサー
- Apple Watch 4:第2世代光学式心拍センサー + 電気心拍センサー
日本では心電図計測がまだ使うことができません。
もし使うことが可能になれば不整脈など通常の心拍数計測では発見することができない症状を事前察知することができるかもしれないので日本でも使うことができるようにしてほしいものですが、認可など色々な問題があるのでしょうかね。
ちなみに、心電図機能は使うことはできませんが心拍数で異常値が出たら通知してくれる機能が搭載されているので、何らかの兆候を見つけ出すことはできる可能性はあります。
Apple Wacth 4のバンドの取り付け方
バンドは上下にある窪みにスライドさせることで装着することができます。

バンドを外したいときは中央にあるボタンを押しながらバンドを横にスライドすることで簡単に外すことができるので、気分によってApple Watchのバンドを変えることもできます。
なお、Apple Watch 3のバンドも使うことができ、38mmのバンドは40mm、40mmのバンドは42mmに装着することができます。
Apple Wacth 4とApple Wacth 3を並べて何がどう違うのかを細かく比較していきます。
Apple Watch 4・3のデザインの違い
本体右側にあるサイドボタンはSeries 4は出っ張りがほぼ無くなったのでデザイン的にかなりすっきりした印象となりました。

ボタンが薄くなったからといってボタンが押しにくいということもありません。
Digital Crownも少しだけスリムになっており、Series 4のDigital Crownの色はGPSモデルが黒のライン、セルラーモデルが赤のラインが入っており、ボタン全体が赤いのが少し恥ずかしいという方でも安心してセルラーモデルを選ぶことができるでしょう。
なお、Apple Wacth 4のDigital CrownはHaptic Crownという機能が追加されてDigital Crownを回して項目をスクロールするときに触覚による通知を得ることができるようになっています。
スピーカーの位置も変更され、Series 3は本体左側にマイクと一緒に設置されていましたが、Series 4はDigital Crownの横に設置されています。マイクとスピーカーが離れることで声をより正確に認識することができるようになっているとのこと。

Apple Watch 4のスピーカーは音量がかなり大きくなったので、Siriの声やApple Watchで通話をするときはかなり声が聞きやすくなっています。本体左サイドの横長の穴が二つになっていますが、これがスピーカーなのかな?
Apple Watch 4・Apple Watch 3ともにデザインをの基本は同じとなっていますが、Apple Watch 4の方が本体の高さが少しだけ低くなりより丸みを帯びたデザインになっています。

見よ、この美しい曲線美を。

丸っぽくなったことでより時計らしくなったのではないでしょうか。
Apple Watch 4は本体の厚みが少しだけ薄くなっているので腕に装着したときのフィット感が良くなっているように感じます。

Apple Watch Series 4の専用時計盤のInfographは時間だけではなく最大8種類の情報(今日の予定、天気、温度、UV指数、アクティビティ、時刻、風向きと風速、日照、日付と曜日、株価、世界時計)を一度に表示できる便利な時計盤ようになっています。
また、ワークアウトのアプリのアイコンも表示させることができるのでホーム画面に行かなくても時計盤からワンタッチでワークアウトアプリを起動させることも可能となっています。
Apple Watch 4の画面・時計盤
Apple Watch 3は38mmサイズを使っていたのでApple Watch 4は40mmサイズにしましたが、ケースの大きさは2mmしか大きくなっていないのに、それ以上に画面が大きくなったように感じます。

Apple Watch 4は角丸ディスプレイを採用することでベゼルを極限まで狭くすることができるようになり、画面のピクセル数もかなり増えて一度に表示することができる情報量が多くなっています。
モデル | Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | ||
---|---|---|---|---|
チップ | 44mm (44 x 38 x 10.7) | 40mm (40 x 34 x 10.7) | 42mm (42.5 x 36.4 x 11.4) | 38mm (38.6 x 33.3 x 11.4) |
ディスプレイ | 368 x 448ピクセル 977平方ミリメートルの表示領域 | 324 x 394ピクセル 759平方ミリメートルの表示領域 | 312 x 390ピクセル 740平方ミリメートルの表示領域 | 272 x 340ピクセル 563平方ミリメートルの表示領域 |
ディスプレイ | 感圧タッチ対応 LTPO OLED Retinaディスプレイ 1,000ニトの輝度 | 感圧タッチ対応 OLED Retinaディスプレイ 1,000ニトの輝度 | ||
重量 | 36.7 g | 30.1 g | 34.9g | 26.7g |

並べて比べるとApple Watch Series 4の画面の大きさがよく分かるのではないでしょうか。ベゼル幅がApple Watch 3よりもApple Watch 4の方が狭く画面の占有率が高いので本体サイズを肥大化せずにより多くの情報量を表示できるようになったのは大きな進化といっていいでしょう。
今回レビューしているApple Watch 4は40mmのケースなので44mmのケースならさらに画面が大きくて操作性は良いものになっているのではないでしょうか。
S4チップで動作速度が快適に
Apple Watch Series 4のCPUプロセッサは64bitに対応したデュアルコアのS4プロセッサを搭載しています。
モデル | Apple Watch Series 4 | Apple Watch Series 3 | ||
---|---|---|---|---|
プロセッサ | S4(64bit デュアルコア) S3プロセッサと比べて2倍高速 | S3(32bit デュアルコア) | ||
ワイヤレスチップ | W3 | W2 | ||
ストレージ | 16GB | セルラーモデル:16GB GPSモデル:8GB | ||
通信性能 | 802.11b/g/n 2.4GHz Bluetooth 5.0 LTE、UMTS(GPS + Cellularモデル) | 802.11b/g/n 2.4GHz Bluetooth 4.2 LTE、UMTS(GPS + Cellularモデル) | ||
バッテリー駆動時間 | 最大18時間 |
Apple Watch 4のS4プロセッサはApple Watch 3nのS3プロセッサと比較して2倍ほど動作が速くなっており、実際に使い比べてみてアプリの起動速度が格段に高速化しています。
特にApple Watch 4はメールやメッセージの表示、ワークアウト、地図アプリの起動速度がかなり速くなっているので、アプリの起動やデータの読み込みで待つということがなくなったように感じます。
Apple Watch 3のS3プロセッサもSeries 1・2のプロセッサと比較すればかなり高速で快適に操作できますが、たまに動作が固まったり、メッセージの読み込みが遅くなる時があり安定性に欠けるところがありました。
しかし、64bit化したS4チップを搭載しているSeries 4は数日使ってみても動作が遅いと感じることなく動作が安定していてストレスというものを全く感じることがありません。
通知機能からメッセージを返信したりワークアウト機能をよく使うという方はApple Watch 4を選んだほうが間違いなく快適なApple Watch生活を送ることができるでしょう。
実際のバッテリー駆動時間
使い方によってApple Watch 4のバッテリー駆動時間は異なりますが、普通に時計として使って通知を受けて返信をしたりする使用用途であれば36時間ほど連続使用してもバッテリー残量が15%残っている状態でした。
具体的には朝の9時にApple Watch 4を装着して翌日の夜21時まで使った感じです。
なので丸2日連続して使うのは難しいけど1日とちょっとくらいの時間であれば連続して使うことができることになります。
体感としてはApple Watch 3と同じくらいバッテリー駆動時間になっているのかな。Apple Watch 4はApple Watch 3よりもバッテリー容量が減っていることが明らかになっていますが、LTPOに対応したOLEDディスプレイとS4プロセッサを採用することで省電力になったのかもしれません。
運動した後のシャワーも問題なし
健康を維持するためにApple Watchを装着したままジムに行って運動をして汗を流しています。運動をし終わった後はApple Watch 4を付けたままシャワーを浴びますが、当然ながら全く問題なく使うことができます。

Apple Watch 4は水深50メートルの水圧にも耐えることができる防水性能を持っているので、プールや海での使用も可能です。
Apple Watch 3を使っていた時に海に行ってそのまま使っていましたが、何もトラブルなく使うことができました。海の中に入っていても時間を確認することができるのがとても便利です。
セルラーモデルなら近くにiPhoneがなくても通信をすることができるので、海の中からメッセージを送信するといった使い方もできますし、万が一流されてしまった時も海上から連絡をする…といった使い方もできるでしょう。(まあ、滅多にないことですけどね。)
Siriの起動がとても簡単になった(watch OS5)
個人的に衝撃的だったのがSiriの起動がめちゃくちゃ簡単になったことでしょうか。
これはApple Watch 4の限定機能ではなくwatch OS5をインストールしたApple Watchで使うことができるのですがSiriを起動するときに「Hey Siri!」と叫ぶ必要がなくなりました。
Apple Watchを口元に近ずけて「音楽かけて」と独り言をいうだけでSiriが反応してくれて音楽を自動的にかけてくれるのです。

これが本当にスゴイ。Apple Watchを口元に近付けないと絶対にSiriは反応しないようになっていて口元に近付けた時だけSiriが反応してくれるのです。
ジャイロセンサーを駆使することで「あ、こいつは私を口元に近付けているわね。」と認識することができるのでしょう。素晴らしい。
ただし、たまに反応しなかったりすることがあるのでこれからのアップデートで改善されることに期待したいところです。
ワークアウトの自動検出が便利
watchOS5よりワークアウトアプリを自分で起動し設定をしなくても自動的に検出しスタートさせるかどうか聞いてくるようになりました。(反応しない時もあるので改善の余地あり)
また、運動終わりにワークアウトを終了させるかどうかも聞いてくるようになりました。
これはApple Watch 4に搭載しているジャイロセンサーや加速度センサーによって状況をより正確に把握することが可能となったことでワークアウトの自動検出ができるようになったのですが、たまにワークアウトを終了させるのを忘れてずっと計測し続けることがあったので、これはとても便利です。
Apple Watch 4の端末価格
Apple Watch Series 4はアルミケース・40mmのGPSモデルで45,800円~、ステンレスケース・40mmのGPSモデルは74,800円~となっています。
モデル | Apple Watch Series 4 アルミケース | Apple Watch Series 4 ステンレスケース | ||
---|---|---|---|---|
サイズ | 44mm | 40mm | 44mm | 40mm |
GPS | 48,800円 | 45,800円 | – | – |
GPS + Cellularモデル | 59,800円 | 56,800円 | 79,800円 | 74,800円 |
アルミケースとステンレスケースの価格差は約2万円となっており、機能的な差はなくGPSモデルを選ぶことができる価格の安いアルミケースを選んだ方がコストパフォーマンスは良いです。
しかし、Series 4のステンレスケースってとてもカッコイイんですよね。僕は安けりゃいいやと安易にアルミケースを買ったのですが、予約してからステンレスケースのApple Watch 4をしっかりと見てみると少し後悔してしまいました。
カジュアルな格好をすることが多いならアルミケースがいいと思いますが、スーツや少しピシッとした格好をすることが多いならステンレスケースを選んだ方が良さそうです。
なお、Apple Watch 3は31,800円に値下げして販売継続しているので少しでも安く手に入れたいのならApple Watch 4ではなくApple Watch 3を選ぶのもアリでしょう。
まとめ:Apple WatchはSeries 4で完成度が極まった!
Apple Watchを装着することに抵抗を感じる方はまだまだ多いとは思います。
しかし、Apple Watchがある生活はとても便利で、全ての通知をiPhoneではなくApple Watchで確認をすることができ、簡単な返信ならそのまま音声入力で返信することも可能。
iPhoneを使わないとできなかったことがApple Watchで出来るようになったことで時間的余裕が生まれるので、やりたいことをやることができる時間を作ることが可能となるのです。
また、通知機能だけではなく歩数や心拍数の計測を自動的にしてくれるので意識しなくても健康に気をつけようと思うようにもなりました。
ずっと椅子に座っていると1時間に1回「スタンド」という機能が動作して立つことを促されるのですが、それにより立つことを意識するようになり、寿命を少しでも伸ばせているような気がする。(完全に自己満足)
Apple Watchは世代を重ねることで間違いなく完成度が高くなっているデバイスで第4世代となるApple Watch Series 4でかなり極まったと感じます。
- デザインがカッコよくなった
- 画面が大きくなって操作性がアップした
- 動作が高速化し待たされることが減った
- 心拍数、心電図計測(いずれ)ができる
- 口元でつぶやくだけでSiriを起動できる
デザインについては完全に個人的な感性によるものですが、丸みを帯びたデザインになろ時計らしくなったので興味を持ち始めた方もいるんじゃないのかなーと思います。
なお、Apple Wacthはセルラーモデルを選ぶことでセルラー機能を使うことができますが、iPhoneで使用しているSIMカードは格安SIMではなくドコモ、au、ソフトバンクの大手キャリアでないと使うことができないので注意してください。
格安SIMを使っている方でApple Wacthのセルラー機能を使いたい方はキャリアへの乗り換えが必要となります。
2019年9月20日に新型のApple Watch 5が発売となります。外観デザインはApple Watch 4と同じですが、新型のS5チップを搭載し常時画面表示機能に対応するなどブラッシュアップモデルとなっています。Apple Watch 6 レビュー!快適な動作に急速充電でストレスフリーな1本に
Apple Watch series 3についてはこちらの記事から!まだ安く買うことができるのでこちらもオススメですよ。
キャリアでiPhoneを購入するか、格安SIMでiPhoneを購入するか迷っている方はこちらの記事を参考にしてください。
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