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EOS Kiss MとEF-MとEF-Sレンズ(X9i/9000D)の画質・高感度の違いをと比較!


EOS Kiss M vs EOS Kiss X9i/9000D

Canon EOS Kiss Mは手のひらサイズのコンパクトボディで位置付けとしてはエントリーモデルなのに機能に妥協がないところがキヤノンがミラーレスに本気になったということなのかなと思います。

EOS Kiss Mを手にして色々と撮影をしていますが、気になるのがEOS Kiss Mの画質はどうなのだろうという点です。ということで、ミラーレス・EOS Kiss Mと一眼レフ・EOS 9000Dで画質がどれくらい違うのかを比較してみました。

 

EOS Kiss M(EF-M)と9000D/X9i(EF-S)の画質・高感度の比較

スペックの比較

EOS Kiss MとEOS M5/6、そしてEOS 9000D/Kiss X9iのイメージセンサー周りのスペックを比較してみます。

  EOS Kiss M EOS M5/6 EOS 9000D/Kiss X9i
イメージセンサー APS-C
約2410万画素
APS-C
約2420万画素
映像エンジン DIGIC 8 DIGIC 7
イメージセンサー ISO100~25600
(拡張51200)
ISO100~25600 ISO100~25600
(拡張51200)
AF 最大143点 最大49点 ライブビュー:最大49点
光学:45点

基本は2,400万画素のイメージセンサーを搭載していますが、EOS Kiss Mの画素数は少しだけ少なくなっていることから、同じセンサーではないということが分かります。また、映像エンジンが最新のDIGIC 8を搭載しており、処理速度が向上したことでAFの即距点が49点から143点に大幅に増え、さらに高感度にもより強くなりました。

解像感と高感度特性

では、EOS Kiss MとEOS 9000Dで高感度特性の違いを比較してみましょう。レンズはEF-S 35mm f2.8 Macroで統一しています。

まずはISO25600でノイズの出方をチェックしてみました。左がEOS Kiss M、右がEOS 9000Dです。 

EF-Mレンズ vs EF-Sレンズ

全く同じ角度から撮影したわけではないので完全な比較はできていませんが、パッと見では違いはさほどないように感じますね。 

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ISO6400くらいなら常用で使うことができるレベルでしょう。

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映像エンジンがDIGIC 7からDIGIC 8に進化したことで解像感の向上や低ノイズ化がされさらなる画質アップをしているとしていますが、実際に使ってみても画質についてはDIGIC 7との差を感じることはなく、ほぼ同じ絵作りになっていると思います。

DIGIC 8になったことで画質向上よりもAFの測距点の増加やAF速度向上のメリットの方が大きいのではないでしょうか。

 

EF-Mレンズ・EF-Sレンズ 画質の解像感の違い

画質の違いはほぼないと書きましたが、EOS Kiss MはEF-Mレンズ、EOS 9000D/Kiss X9iはEF-Sレンズがレンズキットに付属しているので、実際にはレンズによる画質に違いはあります。

EF-MレンズとEF-Sレンズは大きさがかなり異なっており、EF-Mレンズはとてもコンパクトなレンズとなっているので、大きなEF-Sレンズよりも画質が良いということは考えにくいですよね。(下段:EF-Mレンズ、上段:EF-Sレンズ)

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EF-M 15-45mm vs EF-S 18-55mm

では、実際にそれぞれのレンズキットに付属しているEF-M 15-45mm F3.5-6.3とEF-S 18-55mm F4-5.6でどれくらい写りが違うのかを比較してみました。どちらもレンズキットに標準に付属するレンズとなっています。

  • EOS Kiss M:EF-M 15-45mm F3.5-6.3
  • EOS 9000D/Kiss X9i:EF-S 18-55mm F4-5.6

EF-M 15-45mmは広角側はF3.5と明るいですが望遠側はF6.3と若干暗めのレンズとなっています。

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中央部はどちらも同じような解像感となっています。(左:EF-M 15-45mm、右:EF-S 18-55mm)

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もしかしたら、より小さいEF-M 15-45mmの方が解像感が高い箇所もあるような気もします。

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しかし、EF-M 15-45mmは周辺部分がかなり流れてしまうようです。

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小型レンズなので仕方のないところなのかもしれませんが、風景撮影で拡大して大判プリントをするとと少し気になるレベルかもしれませんね。

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デジタルレンズオプティマイザで解像感向上

しかし、EOS Kiss Mはデジタルレンズオプティマイザというレンズの特性をデジタル補正してくれる機能を新たに搭載したことにより、このような周辺部分の流れなどにある程度対応することができます。

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実際にデジタルレンズオプティマイザをON・OFFで周辺部分の流れがどれほど改善しているのか比較してみると...

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どうでしょうか。

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デジタルレンズオプティマイザをONするとぼやけていた部分が補正され解像感がかなり向上していることが分かりますね。

ここまで解像感が向上するとは凄い。この機能によりレンズの弱点をデジタルで補正しているわけですが、レンズ特性を把握しているからこそできる技なのでしょう。

なお、EOS Kiss Mのデジタルレンズオプティマイザは「EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM」・「EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM」・「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」の3つのEF-Mレンズにしか対応していませんが、その他のレンズは色収差補正・回折補正をすることができるので、ある程度レンズの弱点を補正することは可能となっています。

EF-M 15-45mm F3.5-6.3とEF-S 18-55mm F4-5.6のボケ量を比較してみました。

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レンズが小さいEF-M15-45mmの方がボケ量が多いのがちょっと意外ですね。キットレンズなのでそんなに綺麗なボケ方はしませんが、使い方次第ではいい写真を撮ることができるのではないでしょうか。

EF-M15-45mmは広角レンズなので風景撮影に適しています。桜の開花に合わせていろんな場所で撮影をしてきました。高尾山から金沢の町並みを撮影しました。山なので桜満開までもう少しだったのが残念。

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ひがし茶屋街近くにある橋。

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桜で埋まる金沢城。

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手ぶれ補正機能を内蔵しているレンズなので手持ちでも頑張れば夜間撮影もできます。電子ビューファインダーがあるので、きちんと構えることができるので、本体サイズが小さいわりにブレずに撮影することができるのかなと思います。

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三脚使ってスローシャッターにすることで色々と楽しむこともできます。

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EOS Kiss Mはコンパクトなボディなのに普通の一眼レフと同じように撮影できるのは凄い。

EF-M 55-200mm vs EF-S 55-250mm

次にダブルズームキットに付属しているEOS Kiss M(EF–M55-200mm F4.5-6.3 IS STM)とEOS 9000D(EF-S55-250mm F4-5.6 IS II)の比較です。EF–M 55-200は望遠が200mmまでと短くF6.3と少し暗いレンズになっています。

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EF-M 55-200mmとEF-S 55-250mmに関しては解像感の違いはあまり感じません。ほぼ同じ感覚で使うことができるように思います。EF-Sは250mmとより望遠側での撮影が可能ですがEF-Mは200mmとちょっと短いので子どもの運動会ではちょっと足りないと感じるかもしれませんね。

ボケ量はレンズが大きいEF-S 55-250mmの方が大きいです。

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EF-M55-200mmは望遠レンズなので離れたところからでも被写体を大きく撮影することができ、背景を大きくボカすことが出来ます。

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キットレンズなのでボケ方はあまり綺麗ではありません。

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EF-M 55-200mmは一本持っていると何かと便利な望遠ズームレンズです。

 

まとめ

EOS Kiss MはCanonのミラーレスカメラとしては初めて「Kiss」の冠がついた戦略的モデルとなっています。

Kissシリーズといえば初心者向けというイメージがありますが、EOS Kiss Mは一眼レフカメラのEOS Kiss X9i/9000やEOS 80Dよりも高機能な部分があるなど気合いの入ったモデルとなっており、それなりにカメラを趣味にしている方でも楽しむことができる十分な性能があるのかなと思います。

エントリーモデルとしては価格が少し高いのではという声も良く聞きますが、位置付けとしては一眼レフのEOS Kiss X9i/9000Dのラインだと思うので、価格相応なのかなとも思います。

ボディのみの価格  ミラーレス レフ
エントリーモデル(低価格) M100:42,000円 Kiss X90:53,000円
Kiss X9:56,000円
エントリーモデル Kiss M:68,000円 Kiss X9i:81,000円
9000D:84,000円
ミドルモデル M5:76,000円
M6:74,000円
80D:82,000円
EOS 7D Mark II:110,000円

むしろ、同じ性能ラインのKiss X9iよりもKiss Mは安くなっています。(もしかしたらKiss X9のラインなのかな?)

こうやってシリーズの価格を見比べてみるとエントリークラスのKiss X9i/9000DがミドルクラスのEOS 80Dと同じ価格帯なので高いですよね。そのためにさらに下のKiss X9やX90がありますが、もう少し安くなってもいいように感じます。

EOS Kiss Mはマウントアダプタを使うことでレフ機のレンズ(EF/EF-S)を使うこともできるので、レフ機のKissシリーズレベルの性能で十分に満足しているのであれば、よりコンパクトなミラーレスのKiss Mに乗り換えてもいいかもしれません。

EOS Kiss Mの個別レビューはこちらをどうぞ!EOS 9000D/Kiss X9iのレビューもあります!