iPhone SEとiPhone 5s

4インチの「iPhone SE」は、現行モデルの4.7インチの「iPhone 6s」のA9プロセッサを搭載して性能が大きく進化した「iPhone 5s」ですが、少し使っただけで操作性が向上していることを感じることができました。

ということで、「iPhone 5s」から「iPhone SE」に進化したことで体感速度でどれくらい速くなったのか比較してみました!

iPhone SE(A9)とiPhone 5s(A7)のスペックを比較

iPhone SE、iPhone 6s、iPhone 5sのスペックの違いは以下のとおりです。

iPhone SE スペック比較
モデルiPhone SEiPhone 6siPhone 5s
ディスプレイ4インチ 1,136 x 6404.7インチ 1,334 x 7504インチ 1,136 x 640
CPU プロセッサA9+M9A7+M7
RAM2GB2GB1GB
背面+ 前面カメラ1,200万画素+ 120万画素1200万画素+ 500万画素800万画素+ 120万画素
Live Photos×
Focus Pixels オートフォーカス×
Retina Flash×
タイムラプス 撮影×
スローモーション (240fps)撮影×
4K動画撮影×
VoLTE通話×
NFC (Apple Pay)×
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac 433MbpsMIMO対応 802.11a/b/g/n/ac 866Mbps802.11a/b/g/n 150Mbps
LTE最大速度150Mbps300Mbps CA対応150Mbps
Bluetooth4.24.0
3D Touch××
Touch ID (第2世代)

iPhone 5s → iPhone SEのスペックアップはかなりのものではないでしょうか。特に注目すべき点は…

iPhone 5s → SEの進化のポイント
  • CPUプロセッサがA7 → A9になって処理速度が2倍に
  • メインメモリが1GB → 2GBになってアプリの切り替えが快適に
  • リアカメラが800万画素 → 1200万画素になって写真が綺麗に
  • 4K30Pの動画撮影ができるようになった
  • Wi-Fiがac(5GHz)に対応してダウンロード速度が向上
  • Bluetoothが4.0 → 4.2に

こうやって比較するとiPhone 5sからの進化はかなりのモノなのかも。3年の月日でこれだけ機能が大きく進化したということになります。

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ただ、iPhone SEはTouch IDが第1世代のままだったり、3D Touchに非対応だったり、LTEやWi-Fiの速度が遅いなどiPhone 6sと全く同じ性能に引き上げられたわけではないのが残念です。

iPhone SEはApple Storeでの販売は終了したので、中古で探すという手段があります。

CPUの性能比較

iPhone SEに採用されたCPUプロセッサがはA7チップからA9チップになって2世代も新しくなりました。

さらにメインメモリの容量が1GBから2GBに増えているのでアプリの切り替えやSafariで前のページに戻る時のスピードが明らかにiPhone SEの方が高速で快適になっています。

iOSはバージョンアップのたびに動作が遅くなってきていたので、iOS 12をインストールしたiPhone SEとiPhone 5sでは動作速度が雲泥の差で違うんですよね。

iPhone 5s(A7プロセッサ)とiPhone SE(A9プロセッサ)の性能をGeekbenchで比較してみました。A7プロセッサは1.3GHz、A9プロセッサは1.80GHzで駆動しています。

A9プロセッサとA7プロセッサ
iPhone SE(A9)とiPhone 5s(A7)

メインメモリ(RAM)も1GBから2GBに増加しているのでiPhone 5sよりも明らかに余裕のある操作ができるようになっています。

2019年秋に配信されるiOS 13は2GBよりも多くのメインメモリを搭載した機種がサポートされます。つまり、iPhone SEはiOS 13をインストールすることができて現役で使うことができるということになります。

Geekbench 4でiPhone SE(A9プロセッサ)とiPhone 5s(A7プロセッサ)のCPUの性能を比較してみました。(2019年6月に最新のGeekbench 4で計測したデータに刷新しています。)

A9チップとA7チップのCPU性能を比較
左:iPhone SE、右:iPhone 5s
iPhone SE vs iPhone 5s Geekbench 4 性能比較
iPhone SEiPhone 5s
CPUA9A7
RAM2GB1GB
シングルコア25511314
マルチコア44602246
GPU(Metal)11003595

iPhone SEのA9プロセッサはA7よりも2倍ほどCPUの処理速度が速くなっているようで、GPU(Metal)はかなり低い数値になってしまいました。おそらく、A7プロセッサはMetalにまともに対応していないのかな?

ついでに、Antutuによるベンチマークも比較してみました。

AututuによるCPU性能比較
左:iPhone SE、右:iPhone 5s
iPhone SE vs iPhone 5s Aututuの性能比較
iPhone SEiPhone 5s
CPUA9A7
トータル14011566874
CPU6160735446
GPU4325110167
UX2938317847
MEM58743414

AntutuのベンチマークはiPhone 5sでも性能に計測できているようで、CPUは2倍、GPUは4倍の性能差となっているのが分かります。

動画で比較、Touch IDの反応速度も向上

スコアだけではiPhone SEがどれくらい高速化されたのか分からないので、iPhone 5sとiPhone SEを動画で比較してみました。

意外だったのがTouch IDが同じ第1世代なのにiPhone SEの方が明らかに指紋の認証速度が向上していた点でしょうか。

おそらく、A9プロセッサが高性能なので指紋の認識する速度がソフトウェア的に高速化されたのでしょうね。さすがに第2世代のTouch IDを搭載しているiPhone 6sほどの認証速度はないですが、iPhone 5sよりは快適に画面ロック解除をすることができるでしょう。

また、Safariなどのブラウザ速度も全体的に高速化されていて、アプリの起動やページが移動する時の動作がワンテンポ速くなってることが分かります。

まとめ:iPhone SEはiOS 13もサポートするよ

iPhone 5sを使っていて画面サイズを変えたくないという方はiPhone SEを選ぶこと操作性は向上するので満足すること間違いないでしょう。

iPhone 5s → SEで
  • 動作速度が速くなって快適になる
  • カメラの画質が良くなる
  • バッテリーの持ちが良くなる
  • 2019年秋配信されるiOS 13に対応

iPhone SEは2013年に発売したiPhone 5sをブラッシュアップしたモデルとなっていて、2015年に発売したiPhone 6s/6s Plusと内部スペックはほぼ同じです。

つまり、4インチディスプレイを搭載したiPhoneが2年延命されたということですね。

2019年秋に配信されるiOS 13も対応するので2020年になってもまだ現役で使うことができるコンパクトスマホとなっています。

2020年秋のiOS 14に対応するかは定かではないですが、iOS 12 → iOS 13でiPhone 5s(A7)、iPhone 6(A8)の2機種がサポート外になったので、もしかするとiOS 14には対応する可能性はあるような気もします。

iPhone SEのレビューやiPhone 5s、iPhone 6sとの違いについてはこちらの記事をどうぞ!

iPhone SEを使っていて、さすがに機種変更しないといけなくなっている方は4.7インチのiPhone 7かiPhone 8がおすすめです。詳しくはこちらをどうぞ!

現在販売されている全てのiPhone(XS Max、XS、XR、8 Plus、8、7 Plus、7)を実機で徹底比較したレビューしているので是非参考にしてください!