
Apple TVは2017年9月にApple TV 4Kが発売となり2021年5月にApple TV 4K(第2世代)が登場しました。従来のApple TV(第4世代)が「Apple TV HD」として継続販売されています。
リビングに4Kテレビがあるなら「Apple TV 4K」を、フルHDテレビなら「Apple TV HD」と環境に合わせてモデルを選べるようになりました。
Apple TVは映画などの動画をリビングのテレビで楽しむためのセットトップボックスですが、最近はゲームも楽しめるようになるなど使い方の幅が広がっていいます。
とはいえ、Apple TVでできることはiPhoneやiPadと同じです。Apple TVの必要性についても書いていきたいと思うので、Apple TVを検討している方は参考にどうぞ。
この記事の目次
Apple TV 4Kの魅力に迫ってみた
歴代モデルのスペックを比較
Apple TV 4KとApple TV HDは旧世代のApple TV(第3世代)とは全く違う製品といっていいほど機能が進化しています。

Apple TV HDはCPUがA5チップ → A8チップに刷新されてメインメモリの容量が2GBに大容量かして高速化。さらに、Apple TV 4KはiPad Pro 10.5インチと同じA10X Fusionプロセッサを搭載し4K解像度の動画再生に対応します。
モデル | Apple TV 4K | Apple TV HD | Apple TV | |
---|---|---|---|---|
世代 | 第2世代 2021 |
第1世代 2017 |
第4世代 2015 |
第3世代 2012 |
CPU | A12 Bionic | A10X Fusion | A8 | A5 |
RAM | 3GB | 2GB | 512MB | |
ストレージ | 32GB/64GB | 32GB | 8GB | |
リモコン | Siri Remote TouchサーフェスSiri用マイク 加速度センサー ジャイロスコープ |
Apple Remote | ||
ビデオ出力 | 4KHDR、ハイフレームレート、iPhoneでカラーバランス調整に対応 | 4KHDR | 1080p | |
オーディオ | Dolby Atom対応 | – | – | |
Wi-Fi | ax Wi‑Fi 6 | ac Wi‑Fi 5 | a/b/g/n | |
Bluetooth | 5.0 | 4.0 | ||
ポート | HDMI2.1 ギガビットEthernet |
HDMI2.0 10/100B-T Ethernet |
HDMI1.4 10/100B-T Ethernet USB-C |
HDMI 光オーディオ 10/100BASE-T Ethernet マイクロUSB |
App Store | ○ | × | ||
価格 | 32GB:19,800円 64GB:21,800円 |
32GB:15,800円 | 8,200円 |
Apple TV(第3/2世代)はストリーミングで映画や音楽を楽しむだけのセットボックスだったのでユーザーが使えるストレージはなかったですが、Apple TV 4K・HDはユーザーが利用できるストレージが搭載され専用のアプリが使えるようになりました。
さらに、タッチ操作が可能となった専用のリモコン「Touchサーフェス」の採用によりiPhoneと同じようにジェスチャー操作ができるようになりました。
Apple TV専用のゲームアプリもあるので、まさに、Apple TV 4K・HDはiPhoneやiPadで出来ることがテレビの中で出来るようになる、そんなデバイスといえるでしょうか。
基本性能が向上
Apple TV(第2・3世代)はストリーミング専用デバイスなのに動作は遅かったですが、Apple TV HDはiPhone 6に搭載されているA8プロセッサに2GBのメインメモリを採用したことで快適に操作できるように。
さらに、Apple TV 4KはiPhone 7のA10 Fusionを搭載し、2021年モデルの最新のApple TV 4KはA12 Bionicを搭載し4K解像度の動画をハイフレームレートでストレスなく動作できるようになっています。
リモコンがジェスチャー操作できる
Apple TV HD、Apple TV 4Kはリモコンがタッチパッドに対応してジェスチャー操作でApple TVを操作できるようになりました。こちらはApple TV(第4世代)と(第5世代)のリモコンです。

これはようやく…といったところではないでしょうか。Apple TV(第3世代)までのApple Remoteは十字キーを使って文字入力する必要がありましたしね。
そして、2021年のApple TV(第6世代)のSiri Remoteはデザインが一新しiPodのようなタッチダイアルを搭載したスタイルとなっています。

Siri Remoteはジェスチャーで画面を操作できるだけでなく、声の音声操作も可能となっています。例えば、検索時に「西島秀俊が出ている映画」と話しかければサービス関係なしで検索してくれるので見たいコンテンツをすぐに見つけ出すことができます。
専用アプリに対応
Apple TV専用にApp Storeが開設されたのでiPhoneやiPadのように専用のアプリをインストールできるようになりました。

Apple TVにゲームをインストールすることができるので据え置きゲーム機として使うこともできるということですね。ちなみに、Bluetooth対応のPS4・PS4 ProやX-BOXのゲームコントローラーも接続できるのでまさにちょっとしたゲーム機ですよね。
これでドラクエとか遊べるようになったら素晴らしいのですが、まあ難しいですよね。もし実現したら将来的にはプレイステーションのライバル機になる可能性もあるだけにもったいない。
4Kの画面出力に対応(Apple TV 4K)
Apple TV 4Kは4Kモニターと接続することで4K HDRの画面出力ができます。

4KはHDの4倍の解像度を持っているので映画などのコンテンツを鮮明に映し出すことができます。
ハイダイナミックレンジ(HDR)にも対応しているのでHDRに対応しているコンテンツ再生時はさらに明るく、本来の色に忠実に再現することが可能となっています。
さらに、¥2021年のApple TV(第2世代)はハイフレームレートにも対応しています。コンテンツが対応している必要がありますが4K動画を滑らかに楽しむことができます。
Dolby Atomsの空間オーディオにも対応しているので2chステレオスピーカーでも立体的で迫力のあるサウンドを楽しむことができます。ちなみに、AirPlay2にも対応しているのでHomePodやHomePod miniにダイレクトに接続して音声を出力することもできます。
Apple TVに対応しているテレビチャンネル
Apple TVは様々なテレビチャンネルに対応しています。
- Hulu、FOD(フジテレビオンデマンド)
- DAZN
- Netflix
- Amazonプライム
- Hulu
- GYAO
- Paravi
- AbemaTV
- dTV
- ビデオパス
- YouTube
他にも多数のテレビチャンネルに対応しているのでApple TVにリビングのテレビに接続することで、楽しめるテレビチャンネルを大幅に増やすことが可能となっています。
Apple TVの必要性とメリット
iPhoneでも大画面TVでも映画を楽しめる
Apple TVの動画コンテンツはApple IDと連動しているので、Apple TVだけでなくiPhone、iPad、Macで映画を見ることもできます。
外の移動時間中にiPhoneで映画を見て、その続きをリビングにあるApple TVで再生させて大きな画面で楽しむことができます。Apple TV 4Kなら高画質の4K HDRの見ることができますしね。
Apple Arcadeを楽しめる
Apple TVはゲームアプリも楽しむことができ、ゲームのサブスクリプションサービス・Apple Arcadeを大画面で遊ぶことができます。
スマホゲームに比べると圧倒的にアプリの数は少ないですが、月額600円で100位上のゲームタイトルを遊ぶことができます。
iPhone、iPadの画面をTVに出力できる
Apple TVはAirPlayに対応していてワイヤレスでiPhone、iPadの画面をミラーリング出力できます。
写真アプリやAirPlayに対応しているアプリなら外部モニターのような出力の仕方もできるので、家族を撮影した動画を簡単にテレビで再生するといった使い方ができます。
また、Apple TV 4KはA10X Fusionプロセッサを搭載しているのでストレスなく快適に使うことができるのもメリットとなります。
Apple TVの必要性がない場合は
逆にApple TVの必要性を感じないシチュエーションもあります。
テレビにストリーミング機能を搭載している
最近のテレビは高機能化していて最初から各ストリーミングサービスを使うことができるようになっています。なので、Apple TVがなくても映画やテレビコンテンツを楽しむことができるんですよね。
しかも、最近は4K配信も各サービススタートさせているのでApple TV 4Kのメリットは薄れてきています。
もし、使っているテレビがストリーミングサービスに対応していない、パソコン用の4Kモニターで映画を見たい…といった場合はApple TVを使うメリットはあるのではないでしょうか。
Fire TVをすでに持っている
Apple TVのようなセットボックスはAmazonのFire TV、Fire TV Stickなどもあります。もし、すでにAmazonのFire TVを使っているならApple TVは必要ないでしょう。
また、基本的にiPhoneなどAppleユーザーでないとApple TVを持つ意味はあまりないのかなと。iPhoneで映画を見たりすることもあると思いますし、iPhoneをリモコンとして使うこともできます。
Apple製品を使っていて連携機能に魅力があるのでAppleユーザーでない方はApple TVを選ぶメリットはあまりないでしょう。
Apple TVは整備済製品で買うこともできます。
iPhoneの比較・おすすめはこちらです。
iPadの比較・おすすめはこちらをどうぞ。
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