
僕はウェブサイトの製作やブログを書いたりして生計を立てているのでパソコンとインターネット環境がなければ生きていくことができません。
かつてはMacBook Pro 15インチ(2016)の1台だけで作業していて自宅・外でもいつでもどこでも同じ端末を使っていました。しかし、現在はiMac 27インチとMacBook Pro 13インチの2台体制で仕事をしています。
MacBook Pro 15インチとMacBook 12インチのデュアルモバイルノートPC体制だった時期もありますが、今はiMac・MacBook Proという組み合わせとなっています。
仕事でMacを使うなら間違いなく2台体制にするべきです。この記事では2台体制にすべき理由、2台体制にした時のファイルの共有について紹介しているので仕事でMacを使っている方は参考にしていただけたらと思います。
この記事の目次
Mac 2台持ちにする理由
MacBookの2台持ちは実は快適
MacBook Pro 15インチはモバイルノートなので、どこにでも持ち運びをして作業することができますが、大画面モデルなので筐体サイズが大きくてリュックに入れて持ち運ぶと意外と重いんですよね。

できる限りカバンの中身を軽くして身軽に動きたいですよね。都会で活動している方はとくに歩くことが多いから重い端末を持ち歩くのは大変だと思います。
これはMacBook Pro 16インチも同じですね。
そこで、コンパクトで本体重量が軽いMacBook Airです。販売終了して整備済製品でしか買えないMacBook 12インチでもOKです。

カバンの重量を軽くすることができ、どこにでも身軽に行くことができるようになりますし、ちょっとした隙間時間でもMacBookをさっと取り出して作業できるので取り回しがとにかく楽になります。
現在はメインマシンはiMac 27インチ VESAマウントアダプタ、外で使うマシンはMacBook Pro 13インチで運用しています。最近は、MacBook Pro 16インチを持ち歩くことが多くなりました…。それだけ快適なマシンなんですよ。
マシントラブルがあっても対応できる
仕事でMacを使っているとハードウェアの故障によって作業ができなくなることを避けなければなりません。個人的にMacの2台持ちを推奨している最大の理由はこれです。
Macにマシントラブルが発生したとしてもMacが2台あればもう1台のMacで作業を継続できるのです。
以前に、MacBook Pro 15インチ(2016)がマザーボードの故障でバッテリー充電できないことがあり修理に出したんですね。この時はMacBook 12インチ(2016)と2台体制だったので何とか作業を続けることができましたが、もしMac1台持ちだったら作業が完全にストップしてました。
なのでフリーランス、自営業でMacを使って作業している方は片方のマシンが壊れても作業継続できる体制を維持しておくのは大事。
Macを2台買うのはキツい…という場合はiPadでもいいと思います。iPad OSに進化したことで作業用のマシンとして使えるようになってきたので代替え手段としてはアリになってきたと思います。
iMac・MacBookの2台で快適に作業するには
MacBook 12インチを買う前はMacBook Pro 15インチ(2016)だけで運用していて自宅での作業、外での作業はこの1台で完結していました。なので、同期する作業は全く必要なかったわけです。
しかし、サブマシンとなるMacBookを購入してから自宅では15インチ、外での作業はMacBookを使うようになりました。

MacBook Pro 15インチやMacBook Pro 16インチはiMacに近いスペックなのでメインマシンとして十分すぎる性能を持っています。なので、4Kモニターなどを接続してクラムシェルモードにすることで完全なるデスクトップマシンとして運用することもできます。
iMacを買うまではMacBook Pro 15インチをメインマシン、MacBookをサブマシンとして使っていたわけです。現在は自宅ではiMac 27インチ、外ではMacBook Pro 13インチを使っています。

2台の端末があるとiMacにAというファイルがあったけどMacBookにはなかったから作業ができない…なんてことが発生します。なので、できる限りMacの環境を同じにすることで作業効率の向上を図りましょう。
クラウドストレージでファイルを共有する
ファイルのデータ共有はクラウドストレージを使うことで可能です。現在はいろんなクラウドサービスがあってよく使われているのは以下のサービスでしょうか。
Apple iCloud | 5GB:無料 | 50GB:130円 | 200GB:400円 | 2TB:1300円 |
---|---|---|---|---|
Google One | 15GB:無料 | 100GB:250円 | 200GB:380円 | 2TB:1,300円 |
One Drive | 5GB:無料 | 100GB:224円 | 1TB(Office 365 Solo):12,984円 | |
Adobe CC(フォトプラン) | 20GB:980円 | 1TB:1,980円 | ||
Dropbox | 2GB:無料 | 2TB:1,200円 | 3TB:2,000円 |
Adobe CC(フォトプラン)はLightroom、Photoshopを使うことができるのでクラウドストレージ単体で見ると少し割高ですが、写真の現像するためにすでにAdobe CC(フォトプラン)を使っている方は無料でクラウドストレージが使えるってことになります。
クラウドストレージを使うことでデータを同期することができ、関連付いているフォルダ内であれば違う端末同士で常にデータを同期させることが可能となっています。
iCloud Driveでファイルを共有しよう
Macを使ってるならiCloud Driveでファイル共有するのが一番カンタンに運用することができます。iCloud Driveのフォルダにデータを置くことで同じApple IDで紐づいているMac・iPad・iPhoneで共有することができます。

下矢印の雲マークがあるファイルはクラウド上にあるデータでMac上にないデータとなっています。
iCloud Driveは大きなデータは基本的にクラウド上に保管されるようになっていて容量も小さいデータを優先的にローカルストレージにも保存しています。
撮影したての写真データを共有するにはダウンロードが必要となり外出先で使えない場合があるので注意です。
ただ、外に出る前にWi-Fi環境下で写真データをダウンロードして共有しておくようにするなど気をつけることで避けることができるので慣れれば個人的にはあまり問題はないのかな。
あと、iCloud Driveは5GBまでしか無料にならないのでファイル共有のストレージとして使うなら最低でも50GB(月額130円)の有料プランに加入する必要があります。

ちなみに、iCloud Driveはデスクトップ画面と書類フォルダを共有することができます。

個人的にはデスクトップ画面まで共有したいと思わない(乱雑になるのが目に見えるので…)ですが、デスクトップフォルダ、書類フォルダを共有化することでさらにデータの共有がしやすい環境になるのではないでしょうか。
iCloudフォトライブラリで画像を取り込む
iOSやmacOSにはiCloudフォトライブラリという機能があります。有効にすることで写真アプリに保存している画像を全てのAppleデバイスで共有することができます。
iPhone、iPadのカメラで撮影した写真は写真アプリから自動的にiCloudフォトライブラリにアップロードされ、macOSにの写真アプリに自動的にダウンロードされます。

なので、わざわざiPhoneを接続して写真をMacに移動させる作業をする必要はありません。
問題となるのがMacBook Air、MacBook ProにはSDカードスロットが搭載されていないのでミラーレスカメラで撮影した写真をどうやってMacに移動させるのかですよね。
手っ取り早いのが外付けのSDカードリーダーを使って写真を取り込むことでしょうか。他にも、iPhoneのアプリを使ってミラーレスカメラで撮影したデータをWi-Fiで転送してiCloudフォトライブラリを使って共有する方法があります。
- Wi-Fi対応のデジタルカメラ → iPhoneの写真アプリ → iCloudフォトライブラリに自動アップロード → Macの写真アプリに自動ダウンロードし共有完了
こんな感じで完全ワイヤレスで画像をMacに取り込むことができるようになっています。
Adobe CCのクラウドストレージ
デザイン系の仕事をされている人はAdobe Creative Cloud(Adobe CC)を契約されている方は多いと思いますが、僕はIllustrator CC(月額2,180円)とPhotoShop CC(月額980円)の二つを契約しており毎月経費として経常しています。

実はこの月額プランを契約することで1アプリごとに20GBのクラウドストレージを使えます。なので僕の場合は2アプリの契約をしているので合計で40GBものクラウドストレージを使うことができるのです。
フォトプランならLightroomとPhotoshopが込みで100GBで980円なのでまあまあ安い価格でクラウドストレージを使うことができます。
もちろん、MacのFinderからやり取りをすることができます。

Adobe CCのクラウドストレージはデザインデータを扱うので転送速度も速いので使いやすいです。
あと、iCloud Driveと違って基本的にローカルストレージに全てのデータをダウンロードする仕組みとなっているので、iMacにあった大容量データがMacBookにない…ということを減らせます。
もちろん、Wi-Fi接続時に同期する時間は必要なので2台のマシンを起動しておく必要はありますが、まあまあ使いやすいクラウドストレージなのかなぁと感じます。
ただし、iCloud Driveと違って全てのデータを同期するのでストレージ容量の少ないMacBookを使ってると容量が圧迫されてしまうこともあるので注意です。
各サイトのFTPデータ
ウェブサイトの製作や管理などもしているのでお客さんのFTPにアクセスするために常にFTPアプリからアクセスできるようにしています。使っているのはパニックの「Coda 2」です。
Coda 2はMac専用のエディター開発ツール兼FTPアプリでこれ1つでウェブサイトを作るためのツールとなっていてアプリ開発もすることができます。

Coda 2のPanic Syncという同期機能を利用することで同じFTPの設定などの情報を同期することができるのでカンタンに同じ環境を作り上げることができます。
基本的にサーバー上で作業することが多いのでサイトのデータは常に最新状態のものを使うことができるのはありがたい…。
ブログは管理画面から直接更新する
ブログの更新はブラウザの管理画面から直接書いて更新するのがいいでしょう。
少し前まではMacといえば「MarsEditor」というエディタを使ってましたが2台体制になってから使用をやめました。
エディタの同期ができるなら使ってもいいのかもですが、普通にWordPressのエディタから更新するのがいいでしょう。WordPressの管理画面もいわゆるクラウド上にあるもの。端末が違ってもいつも最新の状態で編集できるメリットがあります。
これははてなブログも同じですね。各ブログサービスのエディタから直接更新するのがいいでしょう。
Macの2台持ちはいいぞ!

プライベートでMacを使うなら1台で十分ですが、仕事で使うなら2台体制はおすすめです。Macは壊れる時は壊れます。壊れたら数日は修理のため手元からなくなってしまうので作業ができなくなってしまいます。
しかし、サブマシンがあれば片方が壊れてしまっても作業を続けることができるのでなんとか場を乗り越えることができます。
クラウド上にデータを保存することでファイル共有がカンタンになりました。使用方法を気をつければファイル共有はカンタンなので2台運用を試してみて欲しい…!
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