少し前に話題になっていたネタですが、LED電球は熱がほとんど発生しないため雪国の信号機のレンズに雪が付着しても溶けずに信号がどのような状態なのか判別不可能になってしまうそうですね。
この記事の目次
LED信号機は雪国では危険
普及が進み信号機もLED化が進んだことは街全体の省電力化に繋がるので良いことだ!って思っていたのですが、まさか悪い側面もあるとは…何かが良くなったら何かが悪くなるというなかなか難しいものです。

現在は付着した雪は人海戦術で除雪作業をしているそうですが、この除雪作業だけで一気に費用がかさんでしまうのでがないかと思ってしまいますね。
やっぱり、雪国に関しては今までの普通の電球を使った方がいいような気もします。冬だけ稼働する熱電線を搭載した信号機ってのもありかもしれません。そうすれば夏場だけはLED電球で省電力で稼働させることもできますし。
この問題って最近出てきたような書き方をしていますが2012年の時点で既に話題になっておりまだ対策が進んでいないということになります。信号機は交通にとっては重要なものなので早くなんとかして欲しいところですが、一度設置してしまった信号機ですからなかなか対策も進まないのかもしれません。
車のLEDヘッドライト
LED電球といえばここ最近は車への搭載も進んでいます。
僕は2014年4月に新しいヴォクシーを購入したのですが、LEDヘッドライトを搭載しています。最新機能の搭載でウキウキしていたのですが、正直なところ車のLEDヘッドライトには疑問を感じます。

明るさが暗い
まず、明るさが全体的に暗いです。
色がメーカー純正のHIDヘッドライトよりも白っぽいから暗く見えるだけなのかもしれませんが、暗く感じます。運転に支障があるわけではありませんが、前の車がHIDヘッドライト装着車だったとしたら違和感を感じてしまうかもしれませんね。
またLEDは照射に関しては暗く感じてしまいますが、照らされる側から見ると非常に眩しく刺激の強い光で対向車にとっては少し眩しいと思ってしまう光かもしれません。
ヘッドライトに付着した雪が溶けない
これは信号機と同じ問題です。
2014年12月の大雪の時に運転をしていたのですがLEDヘッドライトがみるみると暗くなってしまったのです。コンビニに入ってライトを確認すると雪が付着して前方を照らすことが出来ない状況に。
まあ、普通の雪の時に付着することはほとんどありませんし、フォグランプは普通のハロゲンランプが搭載されているので、そちらでなんとか前方を照らすことができるのでいいのですが、雪が多い地方ではちょっと大変ですよね。一応、対策としてウォッシャーが出るオプションを付けることができる車なんかもあるみたいですが…。
ただ、そこまでしてLEDヘッドライト化を推し進める必要があるのでしょうかね?
LEDヘッドライトは省電力とは言いますが、実際にその差は片眼で30W、両眼で60Wほどしかありません。ヴォクシーは2LEDタイプなので第3世代でしょうか。

人とくるまのテクノロジー展2013:新型「レクサスIS」のLEDヘッドランプは第4世代、消費電力は第1世代の半分以下 – MONOist(モノイスト)
ハイブリッドモデルにLEDヘッドライトはまだわかるのですがガソリン車にLEDヘッドライトって意味があるのか疑問を感じます。寿命がハロゲンやHIDより長いので交換しなくてもいいというメリットはありますが、その分車体価格に乗せられているでしょうしヘッドライトを交換をして楽しむということもできません。
LEDヘッドライトの明るさについては、暗いという印象はありますがすでに実用化されていますし今後はもっと明るいLEDが登場し解決すると思うのですが、大雪の時の雪の付着が少し怖いところ。
まあ、本当にスゴい大雪の時はHIDヘッドライトでも雪が溶けずに付着してしまうのでそれこそ熱量が多いハロゲンライトじゃないと無理だという話になってしまいますが。
自動車メーカーエンジニア及び、ランプサプライヤーには、「人殺し」って叫んでます。