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MacBook Air 2018 レビュー!性能不足は感じないAirのDNAを継いだエントリーモデル!


新型 MacBook Air 13インチ レビュー

2018年11月にMacBook Air 13インチの新型モデルが発売されましたが、12インチMacBookと同じデザインになってRetinaディスプレイを搭載するなど大刷新されることに。まさか、MacBook Airが復権するとは思ってもいませんでした。

新型のMacBook Air 13インチのCPUはMacBookに使用されている超低電圧版のYシリーズのプロセッサが採用されるなど不安要素がありましたが、実際に使ってみると性能不足を感じることはありません。

ここでは、MacBook Air 13インチ(2018)はMacBook Proとの違いについて実機にて比較レビュー・使用感などについて詳しくレビューしていきたいと思います。

 

新型MacBook Air 13インチ(2018)レビュー

今回手に入れたMacBook Air 13インチは一番安い128GBモデルにメインメモリを16GBに増設したCTOモデルです。いつもは256GBモデルにしているのですが今回はあえてギリギリの容量にしてみました。

今回買ったMacBook Airのスペック
  • CPU:第8世代 Core i5-8210Y @1.6GHz 2コア
  • GPU:UHD Graphics 617
  • RAM:8GB → 16GB 2,133MHz LPDDR3
  • SSD:128GB
  • US配列のキーボード

MacBook Air 13インチはCPUをグレードアップすることができないので、RAMの容量とストレージ容量を変更するくらいしかカスタマイズ要素がないんですけどね。

ただ、いずれCore i7(Yシリーズ)を選べるようになるという情報もあったりするので、少しでも高性能なMacBook Airが欲しい方はもう少し待ってみてもいいかも?

新しくなったMacBook Airの特徴を簡単にまとめました。

MacBook Air 2018の良い点
  • AirはProと比べて軽くて持ちやすい
  • Retinaディスプレイで画面が綺麗
  • 心配するほどCPUの性能は悪くない
  • ファンクションキーを搭載している
  • 指紋認証のTouch IDを使える
  • バッテリーの持ちが良い
  • 本体があまり発熱しない
MacBook Air 2018の残念な点
  • CPUをCore i7にグレードアップできない
  • 負荷のかかる作業は少し時間がかかる
  • 端末価格が少しだけ高い

では、新型のMacBook Air 2018について詳しくレビューしていきます。

カラーバリエーションはシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色

MacBook Proをデザインを刷新した2016年以降はずっとスペースグレイを選んでましたが、今回は久しぶりにシルバーを選んだのですがシルバーもなかなかカッコイイですね。

2015年以前のモデルよりもアルミがきめ細やかに生成されているのでしょうか。(気のせいかな?)こんなに綺麗なシルバーだったのかとうっとりしてしまいます。シルバーの良さを再認識しました。

MacBook Air 13インチ シルバーとスペースグレイ

シルバーとスペースグレイ

なお、ゴールドモデルは従来のMacBookに採用されていた色よりも濃くなっておりピンクの色合いに近いゴールドに変更されています。

MacBook Air 13インチ ゴールドの色合い

MacBook Airのゴールドは少しピンクっぽい

世代によって色合いが変更されることはよくありますが、iPadのゴールドカラーとも違う色合いなので同じゴールドで統一したいユーザーにとっては、何してくれてんねん。って感じかもしれません。ただ、今回のMacBook Airのゴールドは最新のiPhone XS/XS Maxのゴールドとの相性はいいように感じます。

パッケージと付属品

MacBook Air 13インチのパッケージは白ベースの化粧箱に本体を横から見た画像が印刷されたものとなっています。

蓋を開けるとMacBook Airがお披露目となりますが、少し深めにMacBook Airが収められています。いつもはもっとギリギリに本体が収められていたと思うんですけどね。誤って落下させることはなさそうです。

MacBook Air 13インチ パッケージと付属品

MacBook Air 13インチはUSB-Cポートが採用されているのでUSB-Cケーブルと充電アダプタ(30W)が同梱されています。

30WのUSB-C充電アダプタは12インチMacBookと同じタイプのものですが、MacBookの初期モデルは29Wの充電アダプタが同梱されていました。2018年6月に30W仕様が変更され、1Wの差は何なのかよく分かりませんが、内部パーツに変更があったのでしょうね。

 

MacBook Air 13インチの外観デザイン

MacBook AirはMacBookと同じデザインに

MacBook Airはくさび型のエッジデザインとなっており、旧型のMacBook Airのデザインを踏襲しています。

MacBook Air 13インチ エッジデザイン

MacBook Airのくさび型・エッジデザイン

まあ、どちらかというとMacBook 12インチの本体デザインをそのまま大型化したのが新型のMacBook Air 13インチモデルといったほうがいいのかも。デザイン的には全く同じですからね。

MacBook Air 13インチ vs MacBook 12インチ 外観比較1

上:MacBook、下:MacBook Air

旧MacBook Air 13・11インチのデザインをベースにブラッシュアップしたのが2015年に登場したMacBook 12インチでしたが、それから3年の時を経てMacBook Air 13インチモデルに回帰した形となります。

MacBook Air 13インチ vs MacBook 12インチ 外観比較2

上:MacBook、下:MacBook Air

このデザインなら「MacBook Air 13インチ」よりも「MacBook 13インチ」にした方がラインナップとしてMacBookとMacBook Proの2ラインの方が分かりやすいのでは?と思いましたが、今までMacBook Airを使っていたユーザーからすればMacBook Airの名称が付いていた方がどのモデルを選んでいいか分かりやすい...というメリットがあるでしょう。

実際に知り合いの方が「MacBook Airの新しいのが出た!」といって4年前のMacBook Airから乗り換えをしていました。もし、MacBook 13インチとしてリリースしていたら乗り換えをしていなかった...かも。

MacBookが大きく飛躍したのはMacBook Airの存在があったから。スティーブ・ジョブスが封筒からMacBook Airを出さなかったら、ここまでMacを使っている人は増えなかったのではないか。

MacBook Air 13インチ 2018年モデル

それだけ、MacBook Airという製品はAppleにとって非常に重要なものなのです。

本体サイズについて

新型のMacBook Air 13インチはMacBook Pro 13インチ(2017・Touch Barなし)と性能と本体サイズが似ていて価格帯もほぼ同じ丸かぶりなので比較するという方も多いのではないでしょうか。

本体サイズの違い
モデル MacBook MacBook Air MacBook Air(新型) MacBook Pro
ディスプレイサイズ 12インチ 13.3インチ
高さ 0.35〜1.31 cm 0.3~1.7 cm 0.41~1.56 cm 1.49 cm
28.05 cm 32.5 cm 30.41 cm
奥行き 19.65 cm 22.7 cm 21.24 cm
重量 0.92 kg 1.35 kg 1.25 kg 1.37 kg

単純に「Air」の名称が付いているMacBook Airの方が本体サイズが小さいと思いがちですが、本体サイズは全く同じで一番厚くなっているところはMacBook ProよりもMacBook Airの方が分厚くなっているのが意外ですよね。

MacBook Airはエッジデザインを採用しているので手で持った時の感覚もMacBook Proよりも持ちやすい印象を受けます。やはり、モバイル性を重視するならMacBook Airなんだなと再認識しました。

傾斜があるので執筆作業が疲れにくい

MacBook Airは手前に向かって傾斜が付けられており、最薄部で0.3mmとかなり薄くなっており、自然な形で手をパームレフトに置いて執筆作業をすることが可能。

MacBook Proはパームレフトに高さがあるので長時間を作業をしていると手首が疲れたり本体の角に腕が当たって跡になることがあります。

f:id:kazu-log:20181031102010j:plain

しかし、MacBook Airはパームレフトが低く自然なポジショニングを取ることができるので、結果的に長時間作業をしていても手が疲れにくくなっているように感じます。

MacBook Air 13インチ パームレスト

まさにMacBook Airは長時間作業をするにはとても適したマシンになっているのです。動画編集ではなく執筆作業や資料作成したりすることが多いのなら MacBook Airのスタイルは最適なデバイスといえるでしょう。

パワーを求めるならMacBook Proを選ぶべきですが、資料作成などCPUの能力をあまり必要としない作業で長く作業をすることが多いならMacBook Airが最適なマシンになるでしょう。

本体重量について

MacBook Airの本体重量は旧型よりも100g、MacBook Proよりも120gほどしか軽くなっていないので「Air」という名称が付いているわりに軽いとは感じません。

おそらくMacBook 12インチの本体重量が920gと軽すぎるので相対的に新型MacBook Airは軽くない、小さくないと感じてしまうのでしょう。

でも、よくよく考えてみると新型のMacBook Airは13インチのディスプレイを搭載したMacBookとしては史上最小最軽量になっていることは間違いないんです。13インチのMacBook Airとしては正常進化をしているのです。

たった100〜120gの差と思うかもしれませんがカバンに入れる重量感は確かに軽いですし、くさび型のウェッジデザインは手で感触はMacBook Proと比べても持ちやすいので確実にモバイル性能は向上しています。

 

外部ポートはUSB-Cが2つとヘッドフォンジャック

新型のMacBook Air 13インチの外部ポートは本体左側にUSB-Cポートが2つあります。USB-C充電アダプタを使うことでどちらかのUSB-Cポートで充電をするスタイルとなります。

MacBook Air 13インチ 外部ポート

MacBook Airの外部ポートはUSB-Cが2つ

最大20Gbpsの高速通信が可能となるThunderbolt 3に対応しており外付けグラフィックプロセッサ(eGPU)との接続も可能となっています。また、USB-CポートからDisplayPort出力に対応し外部ディスプレイへの画面出力も可能です。

MacBook Airで出力可能な外部モニター
  • 1台の外部ディスプレイで5,120 x 2,880ピクセル(60Hz)に対応
  • 2台の外部ディスプレイで4,096 x 2,304ピクセル(60Hz)に対応

MacBook AirはMacBook Proよりも性能が劣りますが、4Kモニターを駆動させるほどの力は持っているので、デスクトップマシンとしてもある程度使うことはできるのかなと思います。(ただし、動画書き出しなどの速度は遅い。) 

本体右側はヘッドフォンジャックがあります。

MacBook Air 13インチ ヘッドフォンジャック

MacBook Airのヘッドフォンジャック

iPad Proはヘッドフォンジャックが廃止されてしまいましたが、MacBookシリーズはまだ残り続けているので、まだしばらくは大丈夫そうです。

ファンキションキーは存続しTouch ID搭載へ

新型のMacBook Air 13インチはファンクションキーを搭載したまま指紋認証のTouch IDを搭載した革新的なモデルとなっています。

MacBook Air 13インチ Touch ID

ファンクションキー + Touch ID

MacBook ProはTouch BarとTouch IDはセットとなっていますが、やっぱりこれが理想的な形なのかもしれません。

Touch Barは使っていくうちに操作性に慣れていくので個人的にはあってもいいと思うようになりましたが、ファンクションキーもタッチタイピングしている方にとってはTouch Barは非常に使いにくいものなのでMacBook Airのこのスタイルは魅力的といえるでしょう。

ちなみに、MacBook AirのファンクションキーはTouch IDの大きさに合わせてMacBook Pro(Touch Barなし)のファンクションキーよりも縦に大きくなっているので、タイピングしやすくなっています。

MacBook Air 13インチ ファンクションキーのサイズ

左:MacBook Air、右:MacBook Pro(Touch Barなし)

トラックパッドの大きさはMacBook Airの方が少しだけ小さくなっています。

  • MacBook Pro トラックパッドの幅:130mm
  • MacBook Air トラックパッドの幅:120mm

旧型MacBook Airのトラックパッドよりも大きくなっており十分快適にトラックパッドの操作することができるので、大きさの違いによる使用感の違いはほぼありません。むしろMacBook Airの方が誤動作しなくていいかも。

部品をMacBook Proと共用した方がコストダウンできると思うのですが、MacBook Airにはこのサイズのトラックパッドが最適だという判断があったのでしょう。そのために専用に設計して作ってしまうのはAppleらしい。

 

第3世代バタフライ構造キーボードを採用

MacBook Air 2018は第3世代のバタフライ構造のキーボードが採用されています。

バタフライ構造のキーボードは極限までキーを薄くしたものですが、世代を重ねるごとにタイピング感をしっかりと得ることができるように改良され、タイピング音も静かになっています。

MacBook Air 13インチ 第3世代バタフライ構造キーボード

なので、キーボードの操作感に関しては第2世代のバタフライ構造のキーボードのMacBook Pro 2017(Touch Barなし)よりも、最新の第3世代のバタフライ構造のキーボードを採用しているMacBook Air 2018の方が良くなっています。

世代によるキーボードの違い
  • MacBook 2017:第2世代バタフライ構造のキーボード
  • MacBook Pro 2017(Touch Barなし):第2世代バタフライ構造のキーボード
  • MacBook Air 2018:第3世代バタフライ構造のキーボード

第3世代のバタフライキーボードのMacBook Pro 2018と第2世代のバタフライキーボードのMacBook Pro 2017のキータイプ音を比較した動画あります。

2017年モデルの第2世代キーボードをはカチャカチャと甲高い音が鳴り続けるのに対して2018年モデルの第3世代キーボードは少しだけ柔らかい音になっており、タイピング音も静かになっています。

スピーカーの音について

MacBook Air 2018の内蔵スピーカーは旧モデルよりも低音が強くなり、25%ほど音量が大きくなったとAppleは公式発表しています。

しかし、MacBook Pro 2017やMacBook Pro 2018の内蔵スピーカーとは違うスピーカーを搭載しているようで、 実際の音質はMacBook Proよりも控えめのものでクリアで綺麗で広がりのある音が再生されるのですが低音と高音の鳴り方が弱いのが特徴となっています。

MacBook Proならワイヤレススピーカーなくてもいいね!と思えてくる音質ですが、MacBook Airは若干物足りない音と感じるかもしれません。(ただし、旧型のMacBook Airと比べると格段に音質は良くなっているので、旧型からの乗り換えだと音の良さに驚くかも。)

解像度と画面品質について

MacBook Air 2018は2,560 x 1,600ピクセルの解像度を持ったRetinaディスプレイを搭載していて、MacBookと同等品質のRetinaディスプレイとなっています。MacBook Proの広色域(P3)に対応したディスプレイではありません。

MacBook Air vs MacBook Pro 画面の色

左:MacBook Air、右:MacBook Pro(Touch Barあり)
  MacBook Air 2018 MacBook Pro 2017(Touch Barなし) MacBook Pro 2018(Touch Barあり)
画面サイズ 13.3インチ
解像度 2,560 x 1,600ピクセル
カラー規格 フルRGB P3
輝度 300ニト 500ニト
その他 - - True Toneテクノロジーに対応

P3に対応したRetinaディスプレイの方が赤や青といった色合いがとても鮮やかに表示することができますが、MacBook Airに搭載している普通のRetinaディスプレイでも十分に綺麗ですし、なんら問題はないでしょう。

トータル性能は意外と悪くない、快適に使える

CPUの性能について

新型のMacBook Air 13インチのCPUはCore i5プロセッサですが中身はIntelの超低電圧版のYシリーズとなっておりCore M系のプロセッサです。つまり、MacBook Proに採用されている低電圧版のCoreプロセッサ(Uシリーズ)と比べると性能が低いものとなっています。 

モデル 13インチMacBook Air 2018 13インチMacBook Pro 2017(Touch Barなし) 12インチMacBook 13インチMacBook Pro 2018(TouchBarあり)
CPU 第8世代 Core i5-8210Y @1.6GHz 2コア 第7世代 Core i5-7360U @2.3GHz 2コア 第7世代 Core m3-7Y32 @1.2GHz 2コア 第8世代 Core i5-8259U @2.3GHz 4コア
GPU UHD Graphics 617 Iris Plus Graphics 640 HD Graphics 615 Iris Plus Graphics 655
TDP 7.5W 15W 5W 28W

MacBook Pro(Touch Barなし)のCPUの半分の電力設計になってるんですよね。なので、MacBook Airの動作は結構厳しいものがあるんじゃないのかなぁ...と危惧をしていました。

しかし、実際に使ってみると全く問題なく使うことができて「これ、本当にYシリーズのプロセッサなの?」と疑問すら感じてしまうほど快適に動作するのです。

MacBookはファンレス機構ですがMacBook Airはきちんと小型のファンを内蔵しているので負荷がかかった時も最適な排熱処理をしてくれます。排熱性能がしっかりしているのでMacBookよりも処理速度が速い理由の一つなのかも。

20181113151437j:plain

下:MacBook Pro(Touch Barあり)、上:MacBook Air

MacBook AIrはMacBook Pro(Touch Barなし)と同じようにヒンジ部分に排気口があるのですが、隙間がかなり狭くなっているので目視で排気口を確認することはできません。(サイド部分の排気口はTouch BarありのMacBook Proのみ搭載している。)

CPUの性能を13インチMacBook Air 2018、13インチMacBook Pro 2017(Touch Barなし)、12インチMacBook、13インチMacBook Pro 2018(Touch Barあり)の4機種でGeekbench 4でスコアをまとめました。

MacBook Air 13インチ CPU性能

モデル MacBook Air 2018 MacBook Pro 2017(Touch Barなし) MacBook MacBook Pro 2018(TouchBarあり)
CPU 第8世代 Core i5-8210Y @1.6GHz 2コア 第7世代 Core i5-7360U @2.3GHz 2コア 第7世代 Core m3-7Y32 @1.2GHz 2コア 第8世代 Core i5-8259U @2.3GHz 4コア
シングルコCPU 4326 4510 3702 4645
マルチコアCPU 7890 9421 6807 16823
GPU(Metal) 22140 29476 15421 33120
GPU(OpenCL) 21148 29234 16707 32471

13インチMacBook AirのCore i5-8210Yは、まさに12インチMacBookと13インチMacBook Pro(Touch Barなし)の中間性能を持ったプロセッサとなっています。なので、少しでも性能の高いMacBook Proを使いたいなら同じ価格帯の1世代前のMacBook Pro(Touch Barなし)を選んだ方がいいのかもしれません。

SSDの転送速度について

13インチMacBook Air 2018に採用されているSSDは旧型よりも転送速度が60%ほど高速になったとしていますが、MacBookよりも速く、MacBook Proよりも少しだけ遅い性能を持ったSSDとなっています。

MacBook Air 13インチ SSD速度 

モデル MacBook Air 2018 MacBook Pro 2017(Touch Barなし) MacBook 2017 MacBook Pro 2018(TouchBarあり)
容量 128GB 256GB
書き込み速度 523MB/s 1267MB/s 995MB/s 1230MB/s
読み込み速度 1870MB/s 2405MB/s 1321MB/s 2564MB/s

128GBモデルの書き込み速度は256GBのMacBookよりも速度が半分程度になっていますが、256GBモデルであれば1000MB/sほどの速度が出ると思います。SSDは容量の違いによってデータ転送速度が違うという特性があるので注意しましょう。

MacBook Air 13インチの総合性能 

Novabenchにて各モデルで性能を計測した結果です。

モデル MacBook Air 2018 MacBook Pro 2017(Touch Barなし) MacBook 2017 MacBook Pro 2018(TouchBarあり)
総合 1038 1067 922 1533
CPU 461 525 400 841
GPU 219 203 203 307
RAM 264 219 209 257
Disk 94 120 110 128

さすがにMacBook Pro 2018(Touch Barあり)の性能はかなり高いので比較にもならないですが、MacBook Air 2018はMacBook Pro 2017(Touch Barなし)に近い性能を持っています。

数値だけではどれくらい性能差があるのか分からないと思うので、実際のIllustratorやPhotoshopなどのアプリの起動時間などを計測してみました。

モデル MacBook Air 2018 MacBook Pro 2017(Touch Barなし) MacBook 2017 MacBook Pro 2018(TouchBarあり)
CPUの型式 Core i5-8210Y @1.6GHz 2コア Core i5-7360U @2.3GHz 2コア Core m3-7Y32 @1.2GHz 2コア Core i5-8259U @2.3GHz 4コア
RAMの容量 16GB 8GB 8GB 16GB
Illustrator CC 起動時間(500MBのデータ) 24秒 22秒 46.93秒 20秒
Illustrator CC 保存して終了(500MBのデータ) 50秒 57秒 69秒 47秒
Photoshop CC を起動して50MB RAWデータを開く 9秒 11秒 12秒 7秒
iMover 1.5GB 書き出し 68秒 77秒 3分50秒 28秒
パラレルデスクトップでWindows 10を起動 17秒 データなし 23秒 14秒

メモリ容量が違うので単純比較はできませんが、MacBook Pro(Touch Barなし・8GB RAM)よりも新型のMacBook Air (16GB RAM)の方がIllustratorのデータ保存や動画書き出し速度が速くなっています。おそらく、メモリ容量が大きいことが影響しているのでしょう。

MacBook Air 2018のCPUはMacBookと同じYシリーズの超低電圧版ですが2コアのMacBook Pro 2017(Touch Barなし)に近い性能を持っているので、おそらくMacBook Pro 2017の販売終了は近いのでは?

さすがに4コアのMacBook Pro 2018(Touch Barあり)と比較するとMacBook Airの動作は遅く、PhotoshopのRAW画像を扱うとレビュー表示や書き出しがワンテンポ遅いなぁと感じますが、MacBook AirはProではないので仕方ないこと。画像や動画編集をメインにするならProを選ぶべきです。

新しいMacBook Airが登場してAirとProの性能差の違いが出たことで選びやすくなるのではないでしょうか。あくまで資料作成が原稿作成の執筆作業がメインでたまに画像処理をするくらいならMacBook Airの性能があれば十分にこなすことができます。

メモリ容量は標準の8GBでも十分使うことができますが、少しでも快適にしたいのなら16GBに増設した方がいいです。特にAdobeのIllustratorやPhotoshopなどのクリエイティブツールや仮想化ソフトでWindows 10を使うのであればRAMは16GBにしておけば間違いなしです。

MacBook AirはAdobeのPhotoshopやIllustratorも普通に使うことができますし、パラレルデスクトップでWindows 10を起動して作業することもできます。

ちなみに僕のメインマシン・27インチiMac 5K(2TB Fusion Driveモデル)でパラレルデスクトップからWindows 10を起動するだけで3分以上も時間がかかり、アプリの起動も非常に遅いです。

iMacのFusion DriveはSSDとHDDのハイブリッドストレージですが、大量のデータを読み込む必要があるWindows 10の起動はかなり遅くなってしまうのです。そう考えるとオールSSDストレージとなっているMacBookシリーズは基本的に快適に動作すると見ていいでしょう。

なお、スペックについてはAppleの公式サイトから簡単に比較することができるようになっているので合わせて確認をしてきましょう。

 

バッテリー駆動時間はどれくらい持つのか

新型のMacBook Air 2018は現在のMacBookシリーズの中で一番バッテリー持ちが良いモデルとなっています。 

モデル MacBook Air 2018 MacBook Pro 2017(Touch Barなし) MacBook 2017 MacBook Pro 2018(TouchBarあり)
ワイヤレスインターネット閲覧 最大12時間 最大10時間 最大10時間 最大10時間
iTunesムービー再生 最大13時間 最大10時間 最大12時間 最大10時間
バッテリー容量 50.3Wh 54.5Wh 41.4Wh 58.0Wh

実際に使ってみてインターネットに接続しながらブログの記事を書く程度の作業であれば1時間に10%のバッテリーを消費していく感じです。

途中で画像編集したりアイキャッチを作成したり、YouTubeを見たり遊んでしまう可能性もあることも考慮して8時間くらいなら連続で使うことができるのかなぁといった感じです。

ある1日の時間を計測してみたらこんな感じでした。

  • 14:00〜17:30:作業(残100% → 60%)
  • 18:00〜18:30:画像処理(→ 50%)
  • 18:30〜19:00:スリープ
  • 19:00〜20:00:作業(→ 33%)
  • 20:00〜22:00:スリープ
  • 22:00〜24:00:作業(→ 10%)
  • 25:00〜26:00:作業(→ 2%)

実質10時間ほど作業をすることができました。もう少しバッテリー持つかなぁと期待していましたが、これくらいが限界のようですね。

まあ、MacBook Pro 13インチ(Touch Barあり)よりも確実にバッテリー駆動時間は長いので個人的には大満足です。Touch BarありのMacBook Proは性能はいいんですけどバッテリー持ちが悪いのでモバイル性能を重視するのならMacBook Airという選択肢はかなりアリです。

また、MacBook Air 2018は本体の発熱も少ないので手に汗かきながら作業をしなくても良いというメリットもあります。

MacBook Pro 2017(Touch Barなし)はまだ大丈夫ですがMacBook Pro 2018(Touch Barあり)は普通に軽作業をしていても「何考えてるの?」と思うくらい本体が発熱します。冬場は暖かくていいのですが、膝の上で作業するとかなり手汗をかいてしまうくらいです...。

 

新型MacBook Air 2018は買いなのか?

新型のMacBook Air 13インチは128GBの標準モデルで134,800円からとなっており、旧型の98,800円と比べると高い価格設定になりました。

MacBook Airの魅力は低価格で買うことができることだったので、せめて初代13インチMacBook Air 2010と同じ118,000円くらいの価格で買えたら良かったのにね。

モデル MacBook MacBook Air MacBook Air(新型) MacBook Pro
Touch Barなし
128GB - 98,800円 134,800円 142,800円
256GB 142,800円 120,800円 156,800円 164,800円
512GB 175,800円 142,800円 178,800円 186,800円

余談ですが初代13インチMacBook Airが発売された2010年は為替が1ドル90円と今より円高だったので為替差を考慮する新型の134,800円という価格はモデルチェンジ後の初値としては妥当な金額なんですよね。

2010年モデルは1,299ドル(日本:118,000円/1ドル90円)だったのに対して2018年モデルは100ドル安い1,199ドル(日本:134,800円/1ドル112円)となっています。

現在、継続販売されている旧MacBook Airは999ドル(99,800円/1ドル100円)は実際のレートよりも円高で計算されているので安く見えるだけ。本来のレートで計算すると旧型は111,800円になるはずなんです。

個人的には今後さらに円安になると予想しているので、どんどんApple製品が高くなっていくかも...。怖い。

本題に戻りましょう。MacBook Pro(Touch Barなし)の128GBモデルと比較すると8,000円ほど安い価格設定となっています。この二つのモデルの違いを簡単にまとめてみました。

  • 画面サイズ:13.3インチで同じ
  • 解像度:2,560 x 1,600ピクセルで同じ
  • 表示色:MacBook ProはP3(広色域)に対応しより綺麗
  • 本体サイズ:大きさは同じ。MacBook Airはエッジデザインで持ちやすい
  • 本体重量:MacBook Airの方が少し軽い
  • CPUの性能:MacBook Proの方が少し速い
  • Touch ID:MacBook Airに搭載している
  • バッテリーの持ち:MacBook Airの方が少しだけ長い

MacBook Air 2018とMacBook Pro 2017(Touch Barなし)の基本性能はほとんど同じと見ていいでしょう。普通にPhotoshopやIllustratorなどのツールも動作させることもできますしモタつきもほぼありません。

自宅では4Kモニターに接続してデュアルモニター環境で作業していますが普通にサクサクと快適に動作しています。(可能ならRAMは16GBに増設しましょう。)

ただし、がっつりと動画編集などの負荷のかかる作業をメインでするなMacBook Airだと厳しくなってしまうので上位モデルのMacBook Pro(Touch Barあり)を選ぶべきでしょう。

なのであくまで執筆や資料作成といった作業がメインで、たまに画像編集をしたり動画編集をする程度の使用用途であれば基本設計の新しいMacBook Airを選ぶべばOKです。

MacBookとMacBook Airの立ち位置

MacBook 12インチはサイズ的に完全に別物です。MacBookはiPad Pro 12.9よりもコンパクトなのでノート型パソコンなのにどこにでも持ち運んで作業をすることが可能です。

MacBook Air vs MacBook サイズの違い

上:MacBook、下:MacBook Air

ただし、MacBookは画面サイズがかなり小さいので作業効率はあまりよくはありません。外で作業することが多いけど喫茶店などちゃんとしたスペースをいつも確保することができるなら作業効率を優先してMacBook Airを選ぶべきです。

MacBookは日本全国を飛び回っているアクティブなユーザーさんに最適なモデルだと思っていて、新幹線や飛行機など移動中の狭い空間でもなんとか作業をしたいという向上心が非常に高い方におすすめのMacBookです。

整備済み製品でMacBook Proを安く買う

Appleでは定期的に整備済製品として通常価格よりもかなり安く販売をしており、MacBookやMacBook Proを買うことができます。さすがに新型のMacBook Airは出てこないですが、MacBook Pro 2017ならタイミングが合えば整備済み製品から安く買うことが可能です。

もし、MacBook AirではなくMacBook Pro(Touch Barなし)にするなら整備済み製品を狙ってみてもいいのかもしれません。

その他のMacについてはこちらの記事を参考にしていただけたら幸いです。

MacBook Airと一緒に欲しい周辺機器やアクセサリーはこちらからどうぞ!